〈寄稿〉第66回11月祭企画特集
2024.11.16
昨年に引き続き全面で対面開催となった11月祭。各団体の企画内容とともに、今年度の11月祭を見ていこう。(順不同。紹介文および写真はすべて各出展者提供)(編集部)
記号社 すごい京大生に見える世界
11月祭事務局 注目の本部企画のご紹介
いきものレクチャールーム 京大の生き物サークル大集結
京都大学天文同好会 満天の星にご招待
〈学部祭典〉Welcome to 北部祭典
【マグロの提供はありません】
みなさんこんにちは。解体系サークルのBlue Waveです。11月祭では2日目の14時から4共前の広場でマグロの解体を行います。使うマグロは30㌔㌘前後のキハダマグロの予定です。血や内臓があらかた抜いてあるものなので、素人でも解体できるかもしれないそうです、仲卸売業者の方談。
今回は模擬店企画ではなくグラウンド企画として出展するため、来場者の方へ食品の提供は行いません。ごめんなさい。スタッフが美味しくいただきます。興味本位で解体するので、興味本位で見に来てください。
【マグロの提供はありません】
Blue Waveは京大の解体系サークルとして、あらゆる生き物や概念を解体していくことで、真理への理解を深め、その正義を実現するために活動するサークルです。メンバーの募集はしていません。その様はまるで、海から遠く離れた京大にも青い波を作り出すほど新鮮な感動を与えることからBlue Waveと命名しました。決して僕の友人の名前から適当に取ったわけではありません。
【マグロの提供はありません】
記号社が頒布するのは【京大クリエイターズファイル】です。イラストから短歌まで、すごい作品を作る京大生を特集し、作品とインタビューで彼らに見えている世界を覗き込みます。
……京大生は創作もすごいって知っていましたか。ゲームコンテストで二連続入賞している人、フォロワーが数万人いる人からパズル雑誌に常連として掲載されている人まで、独自の世界を持った人々がたくさん潜んでいるのです。
なのに!!全然みんな知らない!!
まあ、当然っちゃ当然です。作品を見せるときに「京大生です!」なんて声高に言いませんし、そもそも普段授業を受けていて、作品を見せる機会なんてない。それゆえ、創作する京大生は隠れているのです。かくいう僕も、ツイッターでしばしば作品を見てすごいなあと思っていた人が、同じ学部かつ同じ授業を受けている人だったこともありました。言ってよ……。
そんなのって、もったいなくないですか!?京大生かつすごいものを作っているだなんて絶対面白いのだから、もっと知りたいに決まっている。そして、あわよくば皆にも知ってもらえたら絶対に楽しい。そこで、ゲームから短歌まで、すごいと思った人を一網打尽にまとめて本にしてやろうと思い立ったのです。
そうして集まった、独自の世界観を持つ京大生たち。いったい彼らにはどんな世界が見えているのか、気になりませんか。めちゃくちゃ気になるので、聞いてみました。インタビューを通して見えてきたのは、「思考が映像として見えている」「社会学理論をもとに絵を描いた」など、彼らにしか見えない独特の世界……。いったいどういうことなのか? その詳しい内容はぜひインタビューをお読みください。
11名の京大生の作品とインタビューを通して、彼らの頭の中を覗きます。全ページフルカラーで、およそ120ページ。作品集としても、京大生の思考を知ることのできるインタビュー集としても楽しめます。
【共西11のごちゃまぜマーケット】にて頒布しています!ぜひお越しください。
本部講演とは、各界の第一線でご活躍なさっている、学外講師と学内講師をそれぞれ1名ずつお呼びして講演を行っていただく企画です。
今年の本部講演では、作家として活躍されている藤岡陽子先生、京都大学人間・環境学研究科の戸田剛文先生に講演を行っていただきます。
藤岡先生による「言葉の力、伝える力」は11月21日(木)13時00分~15時00分に、法経済学部本館法経第四教室にて行われます。作家としてデビューするまで、出会ってきた人たちからもらった数々の言葉に支えられてきた経験を基に、「言葉の力、伝える力」を一緒に考える講演となっています。
戸田先生による「事実の不確かさ。『色眼鏡で見る』の色眼鏡ははずせるか。」は11月23日(土・祝)13時00分~15時00分に、法経済学部本館法経第六教室にて行われます。「事実」の不確かさを考えていくとともに、そういった考えが、私たちの生き方にどのように関わりうるのかということを考える講演となっています。
なお、入場には整理券が必要です。どちらも講演日の11時30分から配布を開始いたします。入場は無料ですので、ぜひお越しください。
Special Liveとは、外部からお呼びしたゲストに演奏をしていただく企画です。今年も豪華なアーティストが、11月祭を盛り上げてくれます。
今年のSpecial Liveゲストは、「ネクライトーキー」です。もっさ(Vo&Gt)、朝日(Gt)、藤田(Ba)、カズマ・タケイ(Dr)、中村郁香(Key)による5人組ロックバンドで、遊び心あふれるポップなメロディとキャッチーな歌声の掛け算から生まれる、中毒性満載なサウンドで人気を博しています。幾度となく全国ワンマンツアーを成功させ、複数楽曲のMVがYouTubeで1千万回再生を突破しています。今年2月に4thアルバム「TORCH」をリリースし、その勢いは未だ衰えることを知りません。
開催日時は11月22日(金)17時20分からで、おまつり広場特設ステージにて行います。入場は無料ですので、ぜひお越しください。
多くの生き物好きが集う京都大学では、それぞれ得意とする生き物の種類が異なる様々なサークルが盛んに活動しています。
今回のNFでも各サークルが趣向を凝らした展示を行う予定ですが、一方でこれまでのNFでは生物を展示することにとどまりがちで、人同士の交流や生き物に実際に触れる機会というのは十分には生まれてきませんでした。また、各サークルの出展会場もバラバラで、NFに訪れたものの、生物系の展示を全部は回れないという事態もまま起こってきました。
そこで各サークル個別での展示活動だけでなく、サークルの枠組みを超えて生き物を愛する学生同士が連携し、身近な生物多様性を実際に肌で感じてもらえるような合同企画を目指して結成されたのが自然史系サークル連合です。初めての試みとなる今回のNFでは、野生生物研究会、蝶類研究会、野鳥研究会、植物研究会、淡水生物研究会の計5サークルが参画しています。
南部構内の共北35にて開催される本企画「いきものレクチャールーム」は、各サークルの生き物好きな学生たちが、来場者に向けて生き物に関するレクチャーを実施する企画です。レクチャーの形式や扱う分類群は様々で、得意な生き物に関するアカデミックな話はもちろん、貴重な実物や標本を手に取りながらの講演、京大構内を実際に歩き回るワークショップ、クイズ形式の企画など、生き物をより身近に感じていただけるような体験企画を準備中です。
加えて、各サークル個別の教室展示を回るスタンプラリーも実施予定です。素敵な景品も用意しておりますので、そちらもぜひご参加下さい!個別展示の場所は、野生生物研究会・蝶類研究会:総合研究8号館講義室2、野鳥研究会・植物研究会:共北25、淡水生物研究会:共西23となっております。
京都大学新聞をお読みの皆さま、初めまして。私どもは京都大学天文同好会(通称KUALA)と申します。この度は京都大学新聞様のご厚意で、この場を借りて当会の十一月祭企画を紹介させていただきます。
今年度、当会は共南11にて三つの企画を予定しております。
一つ目はプラネタリウムです。例年当会は自作のプラネタリウムを設営し、全日会員がナレーションをしております。毎年多くのお客様にお越しいただいており、昨年度は四日間で延べ7百人ほどのお客様がいらっしゃいました。ドームはビニール製で、内外の気圧差を利用して膨らませるエアドーム式です。また、投影機は十年ほど前に会員が手作りしたもので、「タマ三郎」という愛称がつけられております。約一万五千個の穴が一つ一つ手作業で開けられており、皆様に満天の星をお届けします。入場料は無料ですが、お客様が多い関係上事前に整理券をお配りしております。ご覧になりたい方は希望する時間の一時間ほど前に共南11までお越しください。また、今年度はカンパを募集しております。もし公演をお気に入りいただけましたら、ぜひご協力お願いいたします。
二つ目は物販です。今年度販売いたしますのは、カレンダー(千円)、ポストカード(200円)、パネル(三千円)、レジンアクセサリー(300円)の四種です。レジンアクセサリー以外の三種は会員が各地で撮影した天体や夜空の写真を使用しております!ぜひお買い求めください!また、今年度はオンラインショップも行います。カレンダーや、その他の商品に使われた写真をJPEGにてデータ販売する予定です。写真データは100円というお手頃価格になっております。また、会内誌の11月祭特別号をPDFにて頒布する予定です。こちらもぜひご覧ください。
三つ目は展示です。共南11の廊下にて、天文に関することについて調査したポスターを展示します。今年度もユニークな題材が取り上げられており、必見です。どのポスターが最も優れていたかの投票も行っていますので、参加していただけますと幸いです。また、今年度はオンライン展示もやっておりますので、よければご覧ください。
会員一同全力で準備して、お客様のお越しをお待ちしております。ぜひお越しください。
北部祭典とは、11月祭(通称NF)と同時期に北部構内で行われる、主に農学部や理学部の有志によって運営される祭典の事です。イチョウ並木に染まる美しい北部構内の中に、多種多様な出展が並び、普段の大学生活から少し離れたハレの場として、人々の心に新たな風を吹き込みます。
北部祭典の実行委員の中で共有されている、祭を運営するにあたって、4つのコンセプトがあります。第一に、「美味しいご飯を提供する事」です。北部祭典は食へのこだわりが強い祭りです。多くの方々がイメージをする祭の屋台の食べ物とは違った、食にこだわった出展が多いです。
第二に「ルールありきではなく、話し合いで問題を解決する事」です。祭というのは楽しい場所ではありますが、トラブルや問題が多く発生し得る場所でもあります。もし何らかの衝突が起きた時は、前もって決められたルールではなく、衝突を解決する為に、当事者間の話し合いを重視します。
第三に「あったかい空白を創り出す」という事です。祭の場とはいえ、場所や時間の制約があるのは当然です。しかし、立ち寄った人間がふとした時に、思いつきのまま好きな事をやる、そういった事が許される祭を我々は創造していきたいと考えております。
第四に、「委員と出展者、参加者との間に差があまりない」という事です。我々は日々生活をしている上で、先輩や後輩、男性や女性といった身分や属性を意識せざるを得ません。しかし、北部祭典は祭というハレの場です。北部祭典においても、普段の生活のように委員、出展者、参加者といった立場は存在はしています。しかし、人間同士の関係においては、そのような立場性というのは、自由なコミュニケーションを阻害するものとなってしまいます。我々は、立場性をできるだけ排除して、たまたま会った初対面な人とでも深く語り合えるような祭を目指しています。
北部祭典は今年も多数の団体から出展の応募を頂きました。京大カレー部、ウイスキー同好会、山仕事サークルの薪割り体験など多種多様な団体が出展予定です。入場予約等は不要です。まだまだ言いたい事は沢山ありますが、とにかく楽しい祭です。みんな来てね!!
目次
Blue Wave NFにマグロ現る記号社 すごい京大生に見える世界
11月祭事務局 注目の本部企画のご紹介
いきものレクチャールーム 京大の生き物サークル大集結
京都大学天文同好会 満天の星にご招待
〈学部祭典〉Welcome to 北部祭典
Blue Wave NFにマグロ現る
【マグロの提供はありません】
みなさんこんにちは。解体系サークルのBlue Waveです。11月祭では2日目の14時から4共前の広場でマグロの解体を行います。使うマグロは30㌔㌘前後のキハダマグロの予定です。血や内臓があらかた抜いてあるものなので、素人でも解体できるかもしれないそうです、仲卸売業者の方談。
今回は模擬店企画ではなくグラウンド企画として出展するため、来場者の方へ食品の提供は行いません。ごめんなさい。スタッフが美味しくいただきます。興味本位で解体するので、興味本位で見に来てください。
【マグロの提供はありません】
Blue Waveは京大の解体系サークルとして、あらゆる生き物や概念を解体していくことで、真理への理解を深め、その正義を実現するために活動するサークルです。メンバーの募集はしていません。その様はまるで、海から遠く離れた京大にも青い波を作り出すほど新鮮な感動を与えることからBlue Waveと命名しました。決して僕の友人の名前から適当に取ったわけではありません。
【マグロの提供はありません】
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記号社 すごい京大生に見える世界
記号社が頒布するのは【京大クリエイターズファイル】です。イラストから短歌まで、すごい作品を作る京大生を特集し、作品とインタビューで彼らに見えている世界を覗き込みます。
……京大生は創作もすごいって知っていましたか。ゲームコンテストで二連続入賞している人、フォロワーが数万人いる人からパズル雑誌に常連として掲載されている人まで、独自の世界を持った人々がたくさん潜んでいるのです。
なのに!!全然みんな知らない!!
まあ、当然っちゃ当然です。作品を見せるときに「京大生です!」なんて声高に言いませんし、そもそも普段授業を受けていて、作品を見せる機会なんてない。それゆえ、創作する京大生は隠れているのです。かくいう僕も、ツイッターでしばしば作品を見てすごいなあと思っていた人が、同じ学部かつ同じ授業を受けている人だったこともありました。言ってよ……。
そんなのって、もったいなくないですか!?京大生かつすごいものを作っているだなんて絶対面白いのだから、もっと知りたいに決まっている。そして、あわよくば皆にも知ってもらえたら絶対に楽しい。そこで、ゲームから短歌まで、すごいと思った人を一網打尽にまとめて本にしてやろうと思い立ったのです。
そうして集まった、独自の世界観を持つ京大生たち。いったい彼らにはどんな世界が見えているのか、気になりませんか。めちゃくちゃ気になるので、聞いてみました。インタビューを通して見えてきたのは、「思考が映像として見えている」「社会学理論をもとに絵を描いた」など、彼らにしか見えない独特の世界……。いったいどういうことなのか? その詳しい内容はぜひインタビューをお読みください。
11名の京大生の作品とインタビューを通して、彼らの頭の中を覗きます。全ページフルカラーで、およそ120ページ。作品集としても、京大生の思考を知ることのできるインタビュー集としても楽しめます。
【共西11のごちゃまぜマーケット】にて頒布しています!ぜひお越しください。
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11月祭事務局 注目の本部企画のご紹介
本部講演とは、各界の第一線でご活躍なさっている、学外講師と学内講師をそれぞれ1名ずつお呼びして講演を行っていただく企画です。
今年の本部講演では、作家として活躍されている藤岡陽子先生、京都大学人間・環境学研究科の戸田剛文先生に講演を行っていただきます。
藤岡先生による「言葉の力、伝える力」は11月21日(木)13時00分~15時00分に、法経済学部本館法経第四教室にて行われます。作家としてデビューするまで、出会ってきた人たちからもらった数々の言葉に支えられてきた経験を基に、「言葉の力、伝える力」を一緒に考える講演となっています。
戸田先生による「事実の不確かさ。『色眼鏡で見る』の色眼鏡ははずせるか。」は11月23日(土・祝)13時00分~15時00分に、法経済学部本館法経第六教室にて行われます。「事実」の不確かさを考えていくとともに、そういった考えが、私たちの生き方にどのように関わりうるのかということを考える講演となっています。
なお、入場には整理券が必要です。どちらも講演日の11時30分から配布を開始いたします。入場は無料ですので、ぜひお越しください。
Special Liveとは、外部からお呼びしたゲストに演奏をしていただく企画です。今年も豪華なアーティストが、11月祭を盛り上げてくれます。
今年のSpecial Liveゲストは、「ネクライトーキー」です。もっさ(Vo&Gt)、朝日(Gt)、藤田(Ba)、カズマ・タケイ(Dr)、中村郁香(Key)による5人組ロックバンドで、遊び心あふれるポップなメロディとキャッチーな歌声の掛け算から生まれる、中毒性満載なサウンドで人気を博しています。幾度となく全国ワンマンツアーを成功させ、複数楽曲のMVがYouTubeで1千万回再生を突破しています。今年2月に4thアルバム「TORCH」をリリースし、その勢いは未だ衰えることを知りません。
開催日時は11月22日(金)17時20分からで、おまつり広場特設ステージにて行います。入場は無料ですので、ぜひお越しください。
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いきものレクチャールーム 京大の生き物サークル大集結
多くの生き物好きが集う京都大学では、それぞれ得意とする生き物の種類が異なる様々なサークルが盛んに活動しています。
今回のNFでも各サークルが趣向を凝らした展示を行う予定ですが、一方でこれまでのNFでは生物を展示することにとどまりがちで、人同士の交流や生き物に実際に触れる機会というのは十分には生まれてきませんでした。また、各サークルの出展会場もバラバラで、NFに訪れたものの、生物系の展示を全部は回れないという事態もまま起こってきました。
そこで各サークル個別での展示活動だけでなく、サークルの枠組みを超えて生き物を愛する学生同士が連携し、身近な生物多様性を実際に肌で感じてもらえるような合同企画を目指して結成されたのが自然史系サークル連合です。初めての試みとなる今回のNFでは、野生生物研究会、蝶類研究会、野鳥研究会、植物研究会、淡水生物研究会の計5サークルが参画しています。
南部構内の共北35にて開催される本企画「いきものレクチャールーム」は、各サークルの生き物好きな学生たちが、来場者に向けて生き物に関するレクチャーを実施する企画です。レクチャーの形式や扱う分類群は様々で、得意な生き物に関するアカデミックな話はもちろん、貴重な実物や標本を手に取りながらの講演、京大構内を実際に歩き回るワークショップ、クイズ形式の企画など、生き物をより身近に感じていただけるような体験企画を準備中です。
加えて、各サークル個別の教室展示を回るスタンプラリーも実施予定です。素敵な景品も用意しておりますので、そちらもぜひご参加下さい!個別展示の場所は、野生生物研究会・蝶類研究会:総合研究8号館講義室2、野鳥研究会・植物研究会:共北25、淡水生物研究会:共西23となっております。
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京都大学天文同好会 満天の星にご招待
京都大学新聞をお読みの皆さま、初めまして。私どもは京都大学天文同好会(通称KUALA)と申します。この度は京都大学新聞様のご厚意で、この場を借りて当会の十一月祭企画を紹介させていただきます。
今年度、当会は共南11にて三つの企画を予定しております。
一つ目はプラネタリウムです。例年当会は自作のプラネタリウムを設営し、全日会員がナレーションをしております。毎年多くのお客様にお越しいただいており、昨年度は四日間で延べ7百人ほどのお客様がいらっしゃいました。ドームはビニール製で、内外の気圧差を利用して膨らませるエアドーム式です。また、投影機は十年ほど前に会員が手作りしたもので、「タマ三郎」という愛称がつけられております。約一万五千個の穴が一つ一つ手作業で開けられており、皆様に満天の星をお届けします。入場料は無料ですが、お客様が多い関係上事前に整理券をお配りしております。ご覧になりたい方は希望する時間の一時間ほど前に共南11までお越しください。また、今年度はカンパを募集しております。もし公演をお気に入りいただけましたら、ぜひご協力お願いいたします。
二つ目は物販です。今年度販売いたしますのは、カレンダー(千円)、ポストカード(200円)、パネル(三千円)、レジンアクセサリー(300円)の四種です。レジンアクセサリー以外の三種は会員が各地で撮影した天体や夜空の写真を使用しております!ぜひお買い求めください!また、今年度はオンラインショップも行います。カレンダーや、その他の商品に使われた写真をJPEGにてデータ販売する予定です。写真データは100円というお手頃価格になっております。また、会内誌の11月祭特別号をPDFにて頒布する予定です。こちらもぜひご覧ください。
三つ目は展示です。共南11の廊下にて、天文に関することについて調査したポスターを展示します。今年度もユニークな題材が取り上げられており、必見です。どのポスターが最も優れていたかの投票も行っていますので、参加していただけますと幸いです。また、今年度はオンライン展示もやっておりますので、よければご覧ください。
会員一同全力で準備して、お客様のお越しをお待ちしております。ぜひお越しください。
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〈学部祭典〉Welcome to 北部祭典
北部祭典とは、11月祭(通称NF)と同時期に北部構内で行われる、主に農学部や理学部の有志によって運営される祭典の事です。イチョウ並木に染まる美しい北部構内の中に、多種多様な出展が並び、普段の大学生活から少し離れたハレの場として、人々の心に新たな風を吹き込みます。
北部祭典の実行委員の中で共有されている、祭を運営するにあたって、4つのコンセプトがあります。第一に、「美味しいご飯を提供する事」です。北部祭典は食へのこだわりが強い祭りです。多くの方々がイメージをする祭の屋台の食べ物とは違った、食にこだわった出展が多いです。
第二に「ルールありきではなく、話し合いで問題を解決する事」です。祭というのは楽しい場所ではありますが、トラブルや問題が多く発生し得る場所でもあります。もし何らかの衝突が起きた時は、前もって決められたルールではなく、衝突を解決する為に、当事者間の話し合いを重視します。
第三に「あったかい空白を創り出す」という事です。祭の場とはいえ、場所や時間の制約があるのは当然です。しかし、立ち寄った人間がふとした時に、思いつきのまま好きな事をやる、そういった事が許される祭を我々は創造していきたいと考えております。
第四に、「委員と出展者、参加者との間に差があまりない」という事です。我々は日々生活をしている上で、先輩や後輩、男性や女性といった身分や属性を意識せざるを得ません。しかし、北部祭典は祭というハレの場です。北部祭典においても、普段の生活のように委員、出展者、参加者といった立場は存在はしています。しかし、人間同士の関係においては、そのような立場性というのは、自由なコミュニケーションを阻害するものとなってしまいます。我々は、立場性をできるだけ排除して、たまたま会った初対面な人とでも深く語り合えるような祭を目指しています。
北部祭典は今年も多数の団体から出展の応募を頂きました。京大カレー部、ウイスキー同好会、山仕事サークルの薪割り体験など多種多様な団体が出展予定です。入場予約等は不要です。まだまだ言いたい事は沢山ありますが、とにかく楽しい祭です。みんな来てね!!