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サッカー部 首位に逆転勝ち 10連敗から巻き返しへ

2024.09.16

サッカー部 首位に逆転勝ち 10連敗から巻き返しへ

「寺子屋」に参加した宮田がゴールキーパーとして奮闘

京大サッカー部は9月8日、追手門学院大学グラウンドで行われた関西学生リーグ3部の後期初戦で、首位・神戸学院大に2対1で逆転勝利した。開幕から10連敗で最下位に沈んだが、その後2連勝。4部降格圏からの脱出に向け、他校とのポイント差を縮めた。

前半13分、不運な形で先制されたものの、6分後、武田(工3)の縦パスを北川(工4)がつなぎ、田中(工2)が抜け出して同点弾を突き刺した。その後は神院大に長短のパスで好機を作られるなか各選手が体を張り、ゴールキーパー宮田(工3)の再三の好守もあって追加点を許さない。連携ミスや大きく外れるシュートも散見された神院大に対し、京大は個々の局面で競り勝って効果的にパスをつなぐシーンが徐々に増えた。

気温35度の炎天下でも集中して陣形を保ち、ボールを奪えば両サイドのスペースを狙い続ける。結実したのは後半20分。途中出場で「迷わずシュートまでいこう」と意識したという渡辺(総人2)が左サイドを抜け出す。そのまま運んでゴール右に流し込み、勝ち越しに成功した。終盤に相手の攻勢を受けたが、スタッフや控え選手が1プレーごとにイレブンを鼓舞。一丸となってしのいだ。

日置主将(農4)は「連敗中も目指すサッカーを貫いたからこそ、できることが増え、勝利につながった」と振り返り、「まだ降格圏内。まず負けないことを意識し、勝ち点を積み上げたい」と先を見据えた。

全12校が2戦ずつ総当たりし、上位2校は2部へ昇格、下位2校は4部へ降格となる。京大は15日の追大戦に0対1で敗れ、暫定11位となった。残り9戦で、9月22日、10月13日、27日は京大農学部グラウンドで開催される。(村)

決勝点を決めて駆け出す渡辺(91)

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