〈Topic ’24〉黄金の山吹、晩春を彩る 松尾大社 山吹まつり
2024.05.16
取材日には、満開の山吹が境内を彩っていた
松尾大社は京都最古の神社の一つとされており、賀茂神社とともに皇城(おうじょう)鎮護の社として「賀茂の厳神、松尾の猛霊」と称されている。また、古くから醸造祖神として、全国の酒造家などから厚い信仰を受けていることでも有名である。毎年4月から5月にかけて、境内を流れる一ノ井川沿いに群生する約3千株もの山吹が咲き誇り、優雅な姿と高貴な香りが訪れた者を魅了する。まつりの期間中には、神輿出御や桂川の船渡御(ふなとぎょ)が行われる神幸祭(しんこうさい)などの神事も行われ、多くの観光客が押し寄せる。
特徴的な両流(りょうながれ)造りをもつ本殿は、国の重要文化財に指定されている。威厳を持った本殿を、花の黄金色と葉の新緑のコントラストが彩る情景は、春を感じさせる印象的なものだった。(櫂)
