企画

第64回 11月祭企画特集 今年は「ハイブリッド」開催 11月19日(土)〜11月22日(火)

2022.11.16

目次

解説 開催形態
寄稿 企画紹介

解説 開催形態


今年度の11月祭は、対面を基本として、オンライン企画を組み合わせた「ハイブリッド開催」で行われる。大学構内を会場とする11月祭は新型コロナウイルスの感染拡大前の2019年度以来で、実に3年ぶりとなる。

ただし、19年度以前の11月祭とは異なる部分もある。

一つは学外者の企画参加の可否だ。19年度以前は学外者と企画を出展することも可能だったが、学内者が学外者と活動することは、大学の定める「課外活動等の実施における感染拡大予防マニュアル」に反するという理由から、今年度は学外者の企画参加者としての入構は認められない。

二点目に、屋内企画の実施場所が変更となった。19年度以前は大学から教室が貸し出される形で屋内企画が実施されていたが、今年度は西部の体育館で行われることになった。事務局によると、大学側は、大規模開催により感染が拡大した場合の社会的責任を負えないこと、過去の11月祭における教室や備品などの損害や衛生状況が芳しくなかったことなどを挙げ、教室貸出の要望を拒んだという。

加えて今回の11月祭では、事前の来場予約が必要だ。感染対策の一環として入構制限が行われ、予約のない場合は学内者であっても11月祭の開催エリアには入場できない。

なお、飲酒行為や酒類の提供・持ち込みについては、19年度から引き続き全面的に禁止されている。全学実で承認された「全面禁酒細則」による規制だ。注意に従わない来場者には会場からの退去を求めるほか、企画出展者が違反した場合は今年度の出展権を剥奪、酒類を提供すれば次年度の出展権も合わせて剥奪する。

一方で、事務局と大学側の交渉の結果、制限が緩和されたものもある。

まず、今年度の11月祭では飲食企画の実施が認められる。大学側は当初、感染リスクが高いことや他大学の事例を挙げて反対していた。しかし開催1か月前、10月19日の全学実になって、事務局は感染対策のもと飲食企画の実施を行う方向で大学と合意したことを発表した。ただし飲食可能なのはイートインスペースに限られ、食べ歩きは認められない。

また、学外者の一般来場が認められることも挙げられる。大学側は会場の収容能力の不足により京大生の入場が妨げられることや飲酒のリスク、施設内や周辺道路での学外者の素行への懸念などを挙げて、来場者を京大生と近畿圏の高校生に限定するよう求めていた。これに対し事務局は、予約枠の制限により京大生の来場を確保すること、飲酒や酒類の持ち込みを禁止することを挙げて反論し、協議を続けていた。結果、学内者に対する予約優先期間を設け、見回りや取り締まりを行ったうえで、学外者の来場を認めることで合意した。

オンラインで行われる企画は、Web展示企画、Webショップ企画、自主制作演劇企画の三種類。Web自主制作演劇企画については、ユーチューブ上でライブ配信が行われるという。詳しくは11月祭事務局が設置しているオンライン企画についてのページから確認できる(https://nf.la/#/join/online)。

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寄稿 企画紹介


本部講演 (文:11月祭事務局)


本部講演は、学内外から著名な講師をお招きして講演を行っていただく企画です。京大らしいアカデミックな企画となっています。

今年の本部講演では、東京大学大学院人文社会系研究科西洋史学准教授の池田嘉郎先生、京都大学基礎物理学研究所教授の高柳匡先生の講演を行っていただきます。

近現代ロシア史の専門家である池田先生のご講演「プーチンの戦争とロシア史研究」は、ロシア史について歴史学の立場からの重要な知見を与えるものであり、世界に衝撃を与えたロシア=ウクライナ戦争を考える上で必見です。

物理学の専門家である高柳先生による最先端の研究成果の解説「量子情報から創発する宇宙―理論物理学の究極の姿か?」は、物理を専門にしない方でも物理学の最前線に触れることができ、知的好奇心を呼び起こす貴重な体験になるでしょう。

聴講は無料です。ぜひお越しください。

【講師略歴】

池田嘉郎(いけだ・よしろう)近現代ロシア史研究者。東京大学大学院博士(文学)。新潟国際情報大学、東京理科大学を経て現職。帝政末期から第一次世界大戦、ロシア革命、スターリン時代までを、国制の変容やナショナリズムといった観点から研究している。主著に『革命ロシアの共和国とネイション』(山川出版社、2007年)、『ロシア革命破局の8か月』(岩波書店、2017年)、訳書にミヒャエル・シュテュルマー『プーチンと甦るロシア』(白水社、2009年)がある。

高柳匡(たかやなぎ・ただし)1975年東京都生まれ。1998年東大理学部物理学科卒業。同大理学系物理の博士課程を2002年に修了後に渡米し、ハーバード大学やカリフォルニア大学サンタバーバラ校にてポスドク研究員として勤務。その後、京大理学部物理、東大カブリIPMUの教員を経て、2012年に京大基礎物理学研究所に教授として着任し現在に至る。専門は素粒子理論、中でも超弦理論。特に、宇宙が量子情報の集合体と解釈できることを示す公式を発見したことで知られる。

【補足情報】

池田先生の講演「プーチンの戦争とロシア史研究」は11月20日(土)10時30分~12時30分で、総合体育館地下1階講演スペースにて行われます。

高柳先生の講演「量子情報から創発する宇宙―理論物理学の究極の姿か?」は11月22日(火)11時30分~13時30分で、総合体育館地下1階講演スペースにて行われます。

開場は両日とも開演の30分前からです。入場・座席は先着順で、本部講演企画への事前予約は実施しません(別に11月祭そのものへの来場予約が必要です。事前に公式Webサイトより11月祭の来場登録をして、体育館にお越しいただくようお願いいたします)。聴講は無料です。

京大短歌


京都大学の短歌サークル「京大短歌」です。私達は普段、Zoomや対面で月3~4回の歌会(作った短歌を批評しあう会)を行ったり、年に1回会誌を発行する等の活動を行っております。

今回の11月祭では、過去5年分の会誌や、会員の個人誌を販売致します。現役会員(2回生以上)の15首連作や、京大短歌を卒業されて現在は歌人として活躍されている先輩方の連作を多く収録しております。また、それ以外にも、評論なども収録しており、非常に読み応えのある会誌となっております。最新号は数が少なくなっておりますので、お早めにご購入を宜しくお願い致します。こちらの会誌と個人誌は、オンライン企画でも販売致しますので、当日来られない方はぜひこちらからご購入ください。また、今年は11月祭に会誌発行が間に合わなかったため、新入会員の短歌と自己紹介を掲載したフリーペーパーも配布致します。こちらは無料となっておりますので、ぜひ手に取ってみてください。

また、販売だけでなく、来場者の方々にも楽しんでいただける企画を多くご用意しております。「短歌おみくじ」では、様々なアイテムが書かれたおみくじを引いていただき、そのアイテムについて詠まれた短歌の短冊をプレゼントします。どの短歌がもらえるか、引いてみるまでわかりません。ぜひ挑戦してみてください。また、「名前詠み込み」では、来場者の方々のお名前(本名で無くても、あだ名でも、団体名でも、心に残っているエピソードでも何でも構いません)を入れた短歌をその場で一首詠み、短冊をプレゼント致します。自分の名前が入った短歌は、記念になること間違いありません。ぜひお越しください。また、短歌のプレゼントだけでなく、来場者の方々が詠んだ短歌を書いていただくことも出来ます。

日程は11月19日(土)、20日(日)10時~16時、体育館の正面入り口の目の前にブースがございます。オンライン企画は19日(土)~22日(火)での実施となります。夜が長くなってきました。皆さんもぜひこの機会に、じっくり短歌に触れてみませんか。

出張熊野寮


京都は紅葉がきれいな時期になってきましたが、京大のNFが3年ぶりに開催されるということでみなさん何を楽しみにしていますか?

そんな訳で、こんにちは。熊野寮です!

コロナ禍に伴う活動制限でNFがオンライン化している間にも、私たちは「熊野寮祭」や「熊野寮コンパ」を通して京大に〝祭り〟をもたらしてきました。

そんな私たちが3年ぶりのNFに出店するのが、「出張熊野寮」です!

皆さん、ワニの肉を召し上がったことはありますか?実は2019年まで、NFの熊野寮出店といえばワニ肉でした。

というわけで、3年ぶりにお出しします!ワニ肉!今年はラクダ肉とカンガルー肉も合わせた3種類の串焼きを振る舞う予定です。普段はまず食べる機会のない動物たち、どんな味がするのかはぜひあなた自身の舌でお確かめください!

さて、熊野寮の企画はそれだけではありません。少し離れた場所で「発信熊野寮」というグラウンド企画も出店します。

京大生なら「熊野寮」の名前くらいは聞いたことがあるかと思いますが、大学発表やメディアの情報ではどこか異世界のような印象があるのではないでしょうか。

確かに熊野寮は特殊です。ワニ肉の料理など振る舞っておきながら、それを否定するつもりはありません。よく大学と交渉しているし、信じられないぐらい安い寮費で住めて、自由で開放的な文化を持っています。では、なぜ私たちは長年にわたってこのような特殊な寮を残し続けることができたのか。それは熊野寮が寮生自身によって自主的に運営されている自治寮であり、その中で協働性と継承性を維持してきたからです。そんな一見不思議な場所、熊野寮の魅力を存分に知ってもらいたい、そのための企画が「発信熊野寮」です。

そして、4日間のNFが終わっても、私たちは〝祭り〟を終わらせはしません。11月25日から12月4日まで、私たちは「熊野寮祭」を決行します。今年は過去最多となる400以上の企画が林立し、京大どころか京都一円を〝祭り〟に染め上げます。

NFのブースでも寮祭パンフレットを配布する予定です。毎年恒例のあんな企画や、寮祭の中でも斬新なこんな企画……ぜひNF中にチェックして、〝祭り〟の10日間を満喫してください!では、NFで会いましょう!

【企画実施日】11/19(土)~11/22(火)10時~売り切れ御免
【場所】京大吉田南グラウンド北西部(場所コード:A33)

考古学研究会


京都大学考古学研究会は今年のNFにて『時をかける考古学展』と称して近年の当研究会の調査・研究成果を展示します。具体的な内容としては岩倉地域の古窯跡調査結果、比叡山浄刹結界跡調査結果、宝ヶ池の第二次大戦防空陣地遺構調査結果などです。是非ご来場ください!!

*京都大学考古学研究会とは…??

1960年に発足した考古学・歴史学研究をするサークルです。当初は京大の考古学研究室や京都府の発掘調査に協力する形で活動をしていましたが、後に独自のフィールドを持つようになり現在に至るまで調査研究活動をしています。数年に一回発行する会誌『とれんち』はその成果をまとめたものとなっており現在までに57巻発刊されています。比較的長い歴史の中で歴史分野を超えて多くの研究者を輩出しており、中にはノーベル賞を取られた吉野彰先生もいらっしゃいます。

*今年の展示の注目ポイントは…??

【注目1】今年度メインで調査した宝ヶ池防空陣地遺構についての展示です。この遺構は京都市北部の山中に位置する第二次世界大戦終末期の旧日本軍の防空施設跡と思われる場所です。〝考古学〟研究会が第二次大戦の遺構を扱うことは不思議に思われるかも知れませんが、実は考古学は対象の時代が限られた学問ではありません。文献で研究する歴史学に対して遺物・遺構というもので研究する考古学という位置づけです。ということで始めまったあまり知られていない戦争中の京都の状況を考古学の手法を用いて整理しようという試みの一環で、まだ未完ではありますが一定の成果がでたためNFにて発表します。

【注目2】岩倉の古窯跡についての展示です。当研究会が長年調査地としていた岩倉地域で新たに大量の土器片が発見されました。これを受けて岩倉古窯跡の現状を整理し直そうという試みの成果が、この展示の内容です。考古学らしい、そして考古研らしい内容になっていますのでぜひご覧ください!

【企画実施日】11/19、11/20両日とも10:00〜16:00
【場所】体育館

SF研


京都大学SF・幻想文学研究会(通称KUSFA)は、京大生を中心に関西近郊の大学生によって運営されている文芸サークルです!SFや幻想文学に限らず、多岐にわたる会員の趣味に合わせて、自由に読んだ本について感想を交わしたり、レビューや創作活動をまとめた会誌を発行したり、SFにまつわるイベントを開催したりと、様々な活動を行っています。

さて、そんなKUSFAは3年ぶりのNF開催に合わせて、様々な企画をご用意致しました!

〇会誌販売&会誌読書会

「変身」をテーマとした創作などを収録した既刊『WORKBOOK115』に加え、各々の京都への愛やら憎しみやらを昇華させた「京都」テーマの新刊コピー本を頒布いたします!また、当日ブースにいる会員達に、会誌内容に関して自由に質問や感想をお伝えして頂く事も可能です!

〇オススメSF本紹介

京大SF研の長い歴史と共に受け継がれてきた、数多のSF小説……。その一部をドドンと公開!また、会員達が特にこれは!と選び出したオススメ作品に添えた、熱のこもったPOPも見どころです。皆さんもきっと、帰る頃にはSFが読みたくなっているはず!

〇SF診断チャート

オススメ本もたくさん見たし、SFを読みたくなったぞ!……とはいっても、何から読めばいいの?どんなのが面白いんだろう?とお困りの方にはこちら、会員が(独断と偏見で)作った、SF診断チャートがオススメです!いくつかの質問に答えていけば、きっとあなたにピッタリの一冊が見つかります!

また、当会はいつでも入会OK!SFや幻想文学にあまり詳しくない……という方もご安心を!現会員らの好きなジャンルはバラバラですが、それぞれが好きな事・やりたい事を行い、サポートし合う事で自由かつ充実した活動を行う事が出来ています。少しでも関心のある方は、ぜひ弊会ツイッターアカウント(@KUSFA)、もしくはkusfamail@gmail.comまでお気軽にご連絡を!

ゼロ年代研究会


ゼロ年代研究会では「長いゼロ年代(1995~2011年)」を再考するというテーマのもと、1990年代から現在に至るまでの社会・文化について研究するサークルです。普段は京大周辺、大阪・東京などで活動しています。

今回のNF【体育館企画】で初めて頒布する会誌第一号では「『自己実現至上主義』批判」をテーマにしています。 2010年代はスマートフォンの普及に代表されるように、SNSや動画投稿サイトなどのメディアが人々の生活の中に深く根付いた時代でした。インターネットが生活の中心になっていく中、自己をどのように他者に見せるかがこれまでより重要な関心ごとになっていったのです。ユーチューバーは人気職業になり、企業は「学生時代に力を入れたこと(「ガクチカ」)」を重視して新卒の学生を選別するようになりました。自らの「やりたいこと」を欲望することが社会によって要請され、個人の「内面」までもが資本主義の競争原理に巻き込まれていく中で「自己実現」について考えたい。そんな思いから「『自己実現至上主義』批判」を特集テーマに、然るべき寄稿者を集め、ついに発刊の運びになりました。 ご興味のある方はぜひぜひ我々のブースにいらっしゃってください。編集部は1日目に参加しています。お話に来られるだけでも歓迎します。全日程で販売しておりますのでぜひぜひお買い求めください。

【収録内容】 ゼロ研編集部企画「『響け!ユーフォニアム』座談会」 /三宅香帆「自己管理アイドルソングの登場――00年代~10年代女性アイドルの歌詞と自己啓発書のメッセージの類似」/西方刹那「長いゼロ年代におけるアイドル声優 アイドル声優の起こりと確立までの変遷」/キュアロランバルト「『憧れ』と『実現/肯定』としての『アイカツ!』──『子供向けアニメ』的物語の構造分析序論」 /ちろきしん「『ラブライブ!』の『自己実現至上主義』」/ 久固「テン年代を乗り越える(あるいは受け入れる?)ための断章」 /北条かや「ゼロ年代の美容整形『幸福』論」 /ホリィ・セン「『シェア』という欺瞞」 /妹尾麻美「就職活動における「やりたいこと」とインターネット 使いこなす時代から提供される時代へ」 /みやまれおな「ゼロ年代研究のすすめ」 /立花光「タイムマシンの漂着したゼロ年代の海岸 『デデデデ』から考えるソーシャルメディア以降のセカイ系」

京大レゴ同好会


初めまして、京大レゴ同好会です!我々はデンマーク発祥のブロック玩具、レゴブロックを用いた大型作品の合同制作などの活動を行っています。今回のNFには、同好会で制作した大型作品のほかに、メンバーの個人制作作品も展示します。それでは展示する作品の紹介をいたしましょう。

まずは今回のメインの展示、「京都大学百周年時計台」です。言わずと知れた京都大学のシンボルを、クラウドファンディングで集めた資金をもとにメンバー総出で制作しました。1・8㍍四方の大迫力のスケールながら細部にもこだわりぬいたデザインですので、360度どの角度からでもお楽しみいただけます。

続いては京都学生祭典さんのご協力を得て制作した、「京都岡崎地区ジオラマ」です。京大生にもなじみの深い岡崎地区を、細部にまでこだわってジオラマ化しました。同好会初の複数人での合同設計だったため、部分部分で設計思想が分かれているのも見どころです。

ほかにもメンバーの個人制作の「宇宙戦艦ヤマト」「百万遍交差点」「梅田スカイビル」なども展示します。大迫力の大型作品が多いので、ぜひ生でご覧になってください。お待ちしております!

11月祭のメイン展示:京都大学百周年記念時計台

11月祭のメイン展示:京都大学百周年記念時計台



Cat‐Ch


【号外】 2022年NFに猫耳カフェが出店することが決まった。猫耳店員によって癒し猫耳パンケーキと肉球どら焼きが提供される予定だ。

実は2018年に一度検討されていた猫耳カフェ、男子が猫耳をつけることに関して、当時も「絵的にキツい」との指摘があった。そういった壁を乗り越えての出店である。普段は本性を隠して大人しいふりをしている筆者のような猫耳系男子としては感慨が深い。猫耳だけが売りの一過性模擬店と言う勿れ、もちろん舌と目を楽しませる保証つきだ。文化祭であるにもかかわらずパンケーキ&どら焼き共に1個200円という安さで提供される一方、どら焼きの肉球模様は提供直前に焼き入れるというこだわり具合である。ここだけの話、さらにある条件を満たすと自分で焼き入れることもできるという。並行して行われる体育館企画にそのヒントがあるかもしれない。

今年の体育館企画は例年行われている猫の人気投票に加え、オンラインショップsuzuriでのグッズ販売、会誌のフリーテイクなど盛り沢山の内容だ。猫の写真やグッズの実物も展示される。お時間があれば(ないとは言わせない)、どちらの企画にも足を運んでみてはいかがだろうか。

チョコペンで猫の顔が描かれたパンケーキ

チョコペンで猫の顔が描かれたパンケーキ



鉄道研究会


この度、 京都大学新聞社よりご依頼があり寄稿させていただきます、 京都大学鉄道研究会です。例年でしたら吉田南構内の教室をお借りしていましたが、 本年度は通常とは異なり体育館での企画実施と相成りましたので、 いくつか変更点があります。

当会は名前に「鉄道」を冠しているので鉄道好きの会員が多いですが、 実は当会の規約の中に「会員各個人が鉄道その他交通機関への見識・興味・関心を深めることを目的とする」との文言があるように、 鉄道以外の公共交通機関が好きな方の入会も歓迎しており、 特にバス好きの会員が多くなっています。 そのようなバス好きの当会OBより、 京都市交通局のバスで実際に使われた方向幕(フィルム状の系統・行先表示器)を提供していただきましたので、 NFにて展示致します。 方向幕を変換する機構・電源も確保していますので、 実際に稼働することが出来ます。 あなたが通学や観光に使っている系統の表示が見られるかも?

パーテーションには、 鉄道をメインとした公共交通機関の写真を展示します。 この写真は、 会の中で募集したものの中から人気投票を行い、 選抜されたものはA3サイズで、 残りはL判サイズで印刷します。 是非会員自慢の作品をお楽しみください。

Nゲージ鉄道模型のレイアウトは、 スペースの縮小の影響をもろに受けたため、 レイアウトの構成、 配線を一から見直しました。 レイアウトは小さくなってしまいましたが、 同時に走れる模型の列車の本数は変わらないので、 ある意味密度が濃くなっております。 模型をメインにしている会員の嗜好による走行する列車の地域性の偏りはご容赦ください(笑)。

NFでの当会の会誌「葵」は、会の財務状況を鑑みて今年は100円での有料販売となります。例年では1つの研究テーマに沿って各会員が寄稿していましたが、 今年度は明確なテーマを定めず、 自由に会員が交通機関について記述できるようにしました。 限定160部ですので、 お求めの方はお早めに当会の企画ブースまでお越しください。

例年なら会の運営を担う2・3回生の会員が今年度は極めて少ないため、 スケジュール管理等々があまりうまくいきませんでしたが、 一生懸命企画を実施します。 是非お越しください。

【企画実施日】3日目(11/21)、 4日目(11/22)
【場所】体育館

※順不同。紹介文および写真はすべて各出展者提供

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