ニュース

21日までオンライン授業 宣言解除後も方針変えず

2021.10.01

京大は9月17日、10月1日から始まる後期授業を、21日まで原則オンラインで実施すると発表した。人流を抑え、新型コロナウイルスの感染拡大を防止することが目的だ。京都府に発令されていた緊急事態宣言は9月30日に解除されるが、方針は変更しないという。22日以降は、対面授業を順次再開する予定だ。

京大では、7月24日からワクチンの通常接種を開始している。学生や教職員の接種が進んでいる中、オンライン授業を原則と決めた理由について、京大は▼感染者数が減少していてもゼロにはならないこと▼クラスターの発生や若年層の重症化などの社会不安が消えないことをあげた。さらに詳しい経緯については、「ワクチン接種状況などをふまえたうえで、学生の健康や安全を第一に考えた」と答えた。授業開始直前に宣言が解除される可能性を考慮し、学期初めの混雑の抑制を図ることにしたという。京大で接種を受けた者の人数については、拠点接種の終了後に公表すると回答した。

授業の中には、開講部局の判断により、内容や形態の都合で21日以前に対面で行うものもある。22日以降は対面を原則とする方針で、詳細は15日を目安に発表するとしている。

関連記事