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新型コロナ 制限レベル引き上げ 屋内の課外活動再び不可に

2021.09.16

8月20日、京大は新型コロナウイルス感染拡大防止のための活動制限レベルをレベル2(−)に引き上げた。今回の引き上げは、京都府が緊急事態措置を実施したことを受けてのもの。

6月21日から京大は、京都府のまん延防止措置移行により、レベル2(−)から1に制限レベルを緩和していたが、再度の緊急事態措置の発表を受けて、レベル2(−)に強化したかたちだ。9月9日、緊急事態措置が30日まで延長されることが決定した。本紙が取材したところ、9月10日時点で、京大は「レベルの変更は予定していない」と回答している。

活動制限の強化に伴い、京大は第9版目の「課外活動等の実施における感染拡⼤予防マニュアル」を策定した。レベル2(−)では、屋内での課外活動、府外への遠征などが認められない。従来のレベル2(−)の際の規定は、施設の利用可能時間が「20時30分まで」となっていたが、今回は府の緊急事態措置の要請に則り、「20時まで」に短縮されている。また、マニュアル違反で活動停止になった団体は今までないという。

活動制限レベル2(−)においては、授業は原則オンラインで行うことが規定されている。京大は後期授業について、「9月中旬にお知らせする予定」と回答している。

6月以降、京大生に対してワクチン接種が進んでいるが、取材に対し、京大は制限の面で接種者を優遇することは「検討していない」としたうえで、制限レベルは「いろいろな要因を基に総合的に判断して決定」するという方針を示している。

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