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新型コロナ 学生・教職員10名感染 京大 クラスター発生を否定

2021.01.16

新型コロナウイルスの感染拡大が続き、年末年始に京大の学生や教職員10名の感染が判明した。京大によると、いずれも関連性はなく、大学として「クラスターは発生していない」と認識しているという。

12月18日から1月3日にかけて、京大の学生4名、教職員6名、濃厚接触者1名の感染が確認された。うち1名は吉田寮生で、1月1日に判明して3日に寮自治会が公表した。他10名は12月24日・28日・1月4日に大学が発表した。感染者が立ち寄った構内の施設は消毒を実施したという。

当該の寮生は保健所の指導で寮外の施設に移り、寮内では全寮生が可能な限り2週間の居室待機をするなどの措置をとっているという。寮生3名が濃厚接触者に認定されたが、いずれも検査を受けて陰性が確認された。

今回、大学関係者の感染が相次いで確認されたが、京大は学内の活動制限の基準は引き上げておらず、1月12日時点でレベル1となっている。

年末年始にかけて感染者が増加し、1月7日には政府が特別措置法に基づく緊急事態宣言を関東1都3県に出した。京都府でも、8日に過去最多となる147名の感染が判明するなど予断を許さない状況となっている。

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