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京大 課外活動制限緩和 学外での屋内活動を許可

2020.09.16

9月9日、京大は課外活動における活動制限を一部緩和し、新たに学外の施設での屋内活動などを条件付きで認めた。京大は、7月に制限を一部緩和し、屋外での課外活動を条件付きで認めていたが、京大生の課外活動における集団感染(クラスター)発生を受けて、再度すべての活動を停止するよう求めていた。8月26日より、屋外での課外活動を再度条件付きで認めており、今回、次の段階として、学外での屋内活動を認めた。

京大は9月9日、「課外活動の自粛要請の限定的緩和について(第3版)」を発表し、新たに学外の屋内施設における課外活動を認めた。学外における屋内施設とは、「施設管理者が常駐し感染対策を実施している学外の公共施設、体育施設」を指す。また、宿泊を伴った活動について、複数人が同室とならない場合は許可する可能性があることも示した。実施に当たっての条件は、8月26日以降、屋外における課外活動に適用されてきたものからほぼ変わらず、活動時間が原則1日3時間以内であること、京大生のみの参加であること、団体内で大学の感染拡大予防マニュアルに沿ったガイドラインと活動計画を作成し、大学の許可を得ていることなどが必要となる。

京大は、3月31日付の文書で、「学内外すべての課外活動を自粛するように強く要請」していた。7月9日には屋外での課外活動を条件付きで認めたが、7月21日には、課外活動における新型コロナウイルス感染者が発生したことを理由に、再度すべての課外活動自粛を要請した。その後、8月26日からの屋外における活動を認め、今回の学外における屋内活動の許可に至った。

学内での屋内活動や、他大学生の課外活動参加なども含め、今後の活動制限緩和の予定について、京大は本紙の取材に対し「現在検討中」と回答している。なお、8月22日、27日、28日に熊野寮での感染者の発生が発表されたが、京大はこれに対し、感染状況等を鑑みて制限レベルの変更は行わなかったとしている。

9月17日21時配信

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