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総長選も延期へ 新型コロナの影響 総長の任期は延長の予定なし

2020.05.14

今年9月末で任期が終わる京都大学総長の選考について、4月7日に公示された総長選考の日程が新型コロナウイルスの影響で延期されることが、分かった。延期の時期は未定だが、京大広報課は本紙の取材に対し、山極現総長の任期延長は予定にないと答えている。

京都大学の総長選考は、学内委員6名と学外委員6名からなる総長選考会議が行う。選考にあたっては、まず、学内予備投票の結果を基に教育研究評議会が15名程度の学内から候補者を推薦し、学外候補者も含めた中から選考会議が6名の第一次候補者を選出する。その後、学内の意向調査が実施され、その結果などを総合的に考慮したうえで選考会議が総長を選ぶ。意向調査は、教員及び課長補佐相当職以上の職員に投票資格がある。

4月7日に総長選考会議は総長選考の実施を公示した。公示では、学内予備投票が4月24日に、意向調査が5月28日に実施される予定としていた。しかし、4月14日に学内予備投票と意向調査のいずれも延期することが発表された。延期後の日程は未定で、京大公式サイトの総長選考のページで公表される。

広報課は本紙の取材に答え、現時点で、現在の総長の任期や次期総長の就任時期に変更の予定はないとしている。

▼総長選の流れ(総長選考に関わる諸規程を基に作成) 200516audsoutyosen.jpg

5月14日8時配信

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