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ギャング 1部残留 追大に52-0で圧勝

2014.12.16

12月7日、京都大学ギャングスターズは神戸市王子スタジアムで関西学生アメリカンフットボールリーグの入れ替え戦に臨み、追手門学院大学ソルジャーズに52―0で快勝した。これにより、京大は来季も1部でプレーすることが決まった。

4500人もの観客を集めた注目の一戦は、京大が序盤から有利に試合を進めた。前半はランニングバック(RB)田嶋の活躍が特に光り、4つのタッチダウンを奪って28―0とリード。「ランプレーで勝負しようと思っていた」という西村大介監督の言葉通り、積極的にボールを持って走る攻撃が目立った。後半もそのまま攻め続け、ランプレーで計400ヤードを稼ぐなど相手に力の差を見せつけて圧勝した。

この試合は、対戦相手の監督が80年代の京大の黄金期を築いた名将、水野彌一氏であることから、かつてチームの主将を務めた西村監督との師弟対決としても大きな関心を集めた。大差がついた試合結果に「京大は楽な試合だったでしょうね」と水野氏。京大の選手に笑顔は見られず、西村監督も「この試合を再び日本一となるきっかけにしたい」と今後に向けて気を引き締めていた。

京大は過去に4度、日本選手権であるライスボウルで優勝した経験があるが、今季は1部で8チーム中1勝6敗の7位と苦しみ、初めての2部降格の危機に瀕していた。

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