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今後歩むべき道を模索する 体育会60周年記念式典を挙行

2012.07.16

6月30日、吉田キャンパスにおいて京都大学体育会創立60周年記念式典が催された。当日は現役の体育会役員や各部活動からの参加者のほか、歴代体育会会長、歴代体育会幹事長、OB会代表も多数訪れた。

最初に「体育会の過去、現在、未来」と題し、歴代体育会幹事長5名と現幹事長によるパネルディスカッションが法経第4講義室で行われた。歴代幹事長らによる各年代の体育会の特色や課題の報告ののち、体育会がこれまで一貫して抱えてきた予算問題について、パネリスト6名が活発に意見を交わした。かつてはほとんどの学生が構成員となっていた体育会も、また入学手続きの簡略化、サークル団体の活発化等を受け、現在20~30%の加入率にとどまっており、運営のための資金集めも難航している。このような状況を踏まえ、ディスカッションでは、大学当局と体育会が一体となって運営していくための体制の整備や、体育会に対する旧来的なイメージの払拭を図っていくべきだ、といった意見が出た。

ディスカッション後、クスノキ前において応援団による演舞が披露された。また吉田食堂ではレセプションも行われ、体育会のOB・OG、現役の構成員が一堂に会し、親睦を深めた。

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