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田中雄大選手 J3福島入り 京大卒で初 Jリーガー誕生

2025.02.16

田中雄大選手 J3福島入り 京大卒で初 Jリーガー誕生

チームのユニフォーム発表の際、挨拶する田中選手 ©️Fukushima United FC

福島ユナイテッドFC(J3)は12月24日、みちのく仙台FC(東北1部)から田中雄大選手を獲得したと発表した。京大出身者のJリーグ入りは史上初。

田中選手は2018年に農学部応用生命科学科に入学し、在学中は体育会サッカー部に所属していた。22年に卒業後、関西サッカーリーグ1部、おこしやす京都ACに加入。社会人サッカーリーグでプレーしつつ、所属する「スポーツX」社の社員として地域に根づいた業務を担ってきた。24年には同社が保有するみちのく仙台に移籍。同年は「J5」に相当する東北社会人リーグ1部で15試合に出場した。

今回の移籍に際して田中選手は、「Jリーガーになるという目標を達成でき、素直にうれしい」と喜びを口にした。自身の強みとして集中力や予測力をあげたうえで、「ピッチに立ち、チームの勝利に貢献することが目下の目標。クラブ、個人としてもJ2、J1へとステップアップしていきたい」と覚悟を述べた。

福島ユナイテッドはプロサッカーリーグであるJリーグの中で上から3番目のJ3に所属するクラブで、スポーツX社が経営に参画している。24年度は一つ上のJ2リーグへの昇格を懸けたプレーオフに進出したものの、敗退した。田中選手は福島ユナイテッドについて「他クラブにはない攻撃的な特徴があり、とても面白いサッカーを展開している」と分析し、「(そういったサッカーを)早く体現できるようになりたい」と意欲をのぞかせた。

ピッチでプレーする田中選手©️Fukushima United FC

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