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第52回11月祭全学実行委員会開催 体制空洞化の懸念も

2010.06.11

5月20日、第52回11月祭全学実行委員会が文学部新館第3講義室にて開催された。

この場で今年度も11月祭を開催すること、例年通り統一テーマを公募で実施すること、11月祭における差別問題に関わる議論を行なう「差別問題検討委員会」を設置することなど全ての提案が全会一致で承認された。また11月祭を学生ら当事者の自主的・主体的な創造の場とし、企業の介入を排する「学生らによる自主的・主体的11月祭宣言」および原理研究会とその関連団体に対する追放決議も全会一致で承認された。

京都大学の学園祭である11月祭では、その基本的な運営方針を「11月祭に参加しようとする者全員の多様な意思に立脚して全学的11月祭の開催を目指す」場である全学実行委員会の場で決定している。全学実には「11月祭に参加し、第52回11月祭の開催を望むものは、誰でも」参加することができる。

ちなみに11月祭事務局は「全学実行委員会での一致点を踏まえて、11月祭の包括的な実務を行う」機関という位置づけである。

しかし全学実の出席者はこの場で設置が承認される11月祭事務局のメンバーを除くとわずか10名強であった。事前の周知も学生の間に行き渡っていたとは言えず、全学実体制の空洞化が懸念される。

この日に決定された11月祭の統一テーマ募集は、6月1日から募集が始まり、7月26日から全学投票の予定。

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