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〈Topic’10〉 京大生の心構えは? 入学式は教育セミナー

2010.04.30

4月7日、2010年の京都大学入学式が行われ、留学生を含む学部生3013名、修士課程2247名、専門職学位課程321名、博士(後期)課程939名が新たなスタートを切った。会場は京都市勧業館「みやこめっせ」(左京区岡崎成勝寺町)。学部の入学式は午前、大学院の入学式は午後に行われた。

今年の学部入学式では式に引き続き、松本紘・総長から新入生の心構えについて、西村周三副学長からは初年次教育・特別セミナーの案内についての講演が行われた。この講演により、実質的な入学式の時間が1時間ほど長くなった。

松本総長は、学部入学式の式辞の中で「京大の自由」について、「常に社会や周辺の人々を思いやり、責任ある態度を貫く」ことを盛り込むべきだとし、また「大学での学び」については、仏教における『聞思修(もんししゅう)』になぞらえて「【聞慧(もんえ)】によって得られた知識の基礎の上に、【思慧(しえ)】【修慧(しゅうえ)】を通して思索と行動を続け、自分自身の思惟を展開しなければなりません。」と述べた。

学部入学式では、式と同じフロアに保護者席が設けられた他、別フロアにスクリーン画面で式の模様が中継された席が設けられ、来賓・報道陣をはじめ多くの人が参加した。

また入学式後には、学部ごとでガイダンスや茶話会などが行われた。

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