〈Topic ’24〉暑を避け書を求む 下鴨納涼古本まつり
2024.09.16
会期中、京都では厳しい暑さが続いた。老若男女の来場者たちは汗を拭いながら掘り出し物を求め、果てなく続く背表紙を吟味していく。会場の南端では飲食物を振る舞う売店も並び、かき氷やコーヒーを嗜みながら購入品に目を通す来場者の姿もあった。掘り出し物を見つけた来場者の顔には、連日の猛暑を忘れる涼しさが浮かんだ。
京都古書研究会は、秋にも百万遍知恩寺にて古本まつりを予定している。秋風にページをめくらせるのが待ち遠しい。(燕)