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〈Topic ’24〉一足遅れて迎えた満開 鞍馬山の花供養

2024.04.16

〈Topic ’24〉一足遅れて迎えた満開 鞍馬山の花供養

取材日には、桜がちょうど満開を迎えていた

4月7日から14日まで、鞍馬山の鞍馬寺(左京区)で「花供養」が行われた。

奈良時代に建立された鞍馬寺は、牛若丸や天狗伝説で知られる。毎年桜の開花時期に行われる「花供養」は、境内に人々が集い「尊天」に感謝の思いを捧げる行事である。開闢・中日・結願の法要が営まれるほか、本尊に花や茶や歌舞音曲が奉納される。取材に訪れた初日の午前には本殿で開闢法要が執り行われた。

豊かな自然と清らかな山の空気に包まれ、心身ともに安らぐ場所となっている。桜の開花時期は平地よりも遅い。麓の仁王門から山の半ばにある鞍馬寺まで満開の桜に包まれており、訪れた多くの人が写真に収めていた。

入山時間は9時から16時15分まで。料金は高校生以上500円。(青)

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