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学童保育所「KuSuKu」開所 「大学のリソース」を保育に活用

2023.12.16

学童保育所「KuSuKu」開所 「大学のリソース」を保育に活用

記念式典で登壇する湊総長

12月9日、京大の学童保育所・KuSuKuが開所した。対象となるのは、京大に在籍する教職員と「正規」学生を保護者に持つ小学生。小学校が休みとなる土日祝日や長期休みに開所し、研究・学業と子育ての両立を支援するほか、大学が持つ人的資源を活かして、子どもたちの考える力や探究心を伸ばすのが狙いだという。

京大は2021年度、学内におけるジェンダー平等推進のため、京都大学男女共同参画推進アクションプラン(22年度〜27年度)を策定した。「京都大学として取り組むべき事項」として教育・研究活動と育児の両立を掲げ、女性教員を増加させる方策として、育児支援施設の整備について検討を進めていた。加えて、学内で実施したアンケートでは2千件以上の回答のなかで、小学生の子供を持つ研究者の61・8%が学内保育施設の設置を希望したことなどもあり、今回の開所に至ったという。

KuSuKuでは、▼京大の研究者がプログラムを監修または講師として参加する「アカデミックプログラム」▼大学の研究施設の活用▼学生・留学生のほか地域コミュニティとの交流を通して子どもたちの成長を促すほか、共同運営する株式会社パソナフォスターとも連携し、様々な体験プログラムを実施する。施設は大学文書館(旧京大会館)の1階で、室内の家具類には京大のもつ演習林で伐採したスギ・サクラなどの間伐材を使用した。

4日の開所記念式典で湊総長は、KuSuKuについて「場所の提供だけでなく、大学の人的資源を活用するプログラムを通し、子どもたちが文字通り『すくすく』と興味を育てながら成長する環境ができれば」と語った。

施設の定員は35名で、利用時間は8時から19時まで(延長は21時まで)。利用料は1日3960円で、1ヶ月あたりの利用日数などに応じて割引が適用される。利用にはHPから利用登録が必要。