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〈Topic ‘23〉ねねゆかりの地 光の演出に浸って 高台寺 春の夜間特別拝観・ライトアップ

2023.05.16

〈Topic ‘23〉ねねゆかりの地 光の演出に浸って 高台寺 春の夜間特別拝観・ライトアップ

光に照らし出される新緑

3月17日から5月7日まで高台寺(東山区)で春の夜間特別拝観が行われ、夜の境内がライトアップされた。

高台寺は豊臣秀吉の菩提を弔うため、秀吉の正室・北政所ねねが建立した寺院である。秀吉の死後ねねが出家した際、「高台院」という号を受けたことに因んで名付けられた。方丈や茶室などは秀吉が最期を迎えた伏見城から移築され、現在まで残る建造物もある。その一つである茶室「傘亭」「時雨亭」から続く経路沿いには、明かりが静かに灯り、新緑を浮かび上がらせていた。白砂が広がる波心庭では、光や音楽を組み合わせた演出が、見る人の目を楽しませた。普段とは違う表情を見せる庭園をゆったりと眺める参拝者が多く見られた。

夜間拝観は季節限定で、通常の拝観時間は9時から17時30分まで。料金は大人600円、中高生250円、小学生以下無料。(梨)

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