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〈Topic ‘22〉染まるもみじ 晩秋の足音 東福寺 秋の特別拝観

2022.11.16

〈Topic ‘22〉染まるもみじ 晩秋の足音 東福寺 秋の特別拝観

通天橋から眺めるもみじの大海

東福寺(東山区)で、秋の特別拝観が行われている。約2千本もの紅葉が植わる通天橋(つうてんきょう)、開山堂エリアを一般拝観に先行して朝7時半から楽しめる。

創建は古く鎌倉時代。ときの摂政関白・藤原(九條)道家が九條家の菩提寺(ぼだいじ)として京都最大の伽藍(がらん)を造営。南都東大寺と興福寺から「東」と「福」の2字をとり、東福寺となる。その後、京都五山の一角として長らく禅宗の発展を支えた。

境内を東西に貫く三ノ橋川には3つの歩廊橋がかかる。中でも通天橋は紅葉の景勝地として名高い。葉色の具合は「色づき始め」といったところか。先端だけが染まった木々は、赤い粉をかぶったようにみえる。例年、11月下旬から12月上旬までが最も見頃とのこと。緑葉とたわむれる紅葉したもみじが、晩秋の訪れをひっそりと告げていた。

早朝拝観は27日まで。事前予約が必須。拝観料は予約サイトを確認のこと。(順)

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