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〈Topic ‘22〉五山の送り火 3年ぶりに通常規模で実施

2022.09.16

〈Topic ‘22〉五山の送り火 3年ぶりに通常規模で実施

暗闇に浮かび上がる「法」の文字

8月16日、五山の送り火が3年ぶりに通常規模で実施された。去年までは新型コロナウイルスの影響により規模を縮小していた。

五山の送り火は宗教行事のひとつで、お盆に訪ねてきた精霊を冥府に返すため毎年8月16日に行われる。京都市無形民俗文化財に登録されており、長い間多くの人に親しまれてきた。夜8時から順次点灯され、「大」「妙」「法」といった文字や船形、鳥居形が暗闇に浮かび上がり、夏の夜空を優しく照らす。一つ一つの文字や形は縦横が数十メートルにも及び、大きいものでは100メートルを超える。

当日は雨に見舞われたが無事に点火し、観衆はその様子に魅了されていた。(輝)

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