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〈Topic ‘22〉山鉾 3年ぶりに巡行する 八坂神社 祇園祭

2022.08.01

祇園祭で7月17日、前祭(さきのまつり)の山鉾巡行が実施された。新型コロナウイルスの影響で巡行は3年ぶり。山鉾が通過する四条通や河原町通には多くの人が詰めかけ、カメラを手に久しぶりの風物詩を楽しんでいた。

祇園祭は八坂神社の祭礼で、7月1日から31日まで1ヶ月かけてさまざまな行事が行われる。山鉾行事にかかわるのは前祭と後祭(あとのまつり)で、その最大の見どころが前祭の山鉾巡行だ。巡行の二日前と前日には宵山が開かれ、歩行者天国となった四条通や烏丸通に露店が立ち並ぶなど、祭らしい光景が広がる。

午前9時すぎ、「長刀鉾(なぎなたほこ)」を先頭にした山鉾23基は、四条烏丸から東へ動き始めた。四条河原町にて「辻回し」(旋回)をすると御池通まで北進し、その後は新町御池へ向けて巡行していく。全長約25㍍にも及ぶ山鉾が眼の前を通る光景は圧巻で、長く人々の支持を得てきたのも納得だ。日差しが厳しい7月の祇園祭だが、ぜひ一度は足を運んでみてほしい。(涼)

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【四条烏丸に立ち上がった山鉾】

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