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中島浩教授 死去 元学術情報メディアセンター長

2021.10.16

学術情報メディアセンターの中島浩教授が10月8日、出血性ショックによって死去した。65歳だった。共同通信などは大津市清風町の路上で交通事故に遭ったと報じているが、本紙の取材に京大は「大学として把握していない」と回答した。中島教授は福岡県出身。京大工学部を卒業し、工学研究科で情報工学を専攻した。

1981年、三菱電機に入社したが、91年に京大で博士号を取得し、翌年工学部助教として京大に戻った。その後豊橋技術科学大学での工学部教授を経て、2006年に京大学術情報メディアセンターの教授に着任。10年から14年まで同センター長を併任した。また、所属する情報処理学会では研究会主査、理事などを歴任し、同学会論文誌のデジタル化に貢献した。専門は計算機科学で、特にスーパーコンピュータとそのソフトウェアについて研究していた。京大によると、今年度後期に教授が担当予定だった科目は他の教員が担当するなど、調整を行って開講するという。

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