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〈Topic ‘21〉緑に染まる秀吉の土塁 北野天満宮 青もみじ苑

2021.05.16

北野天満宮で史跡御土居青もみじ苑が開苑されている。御土居とは、豊臣秀吉が防塁を兼ねて築いた堤防で、京都の中心部を取り囲んだ。その大半は解体されたが、北野天満宮には一部が残る。苑内には約350本のもみじがあり、初夏には青もみじ苑として公開されている。

取材日には、若葉が萌えウグイスやホトトギスの鳴き声と調和していた。敷地内には小川が流れており、土塁である御土居から見下ろす形で眺めた後は、せせらぎを聴きながら川沿いを歩くことができる。新緑と文化財の織りなす光景は、授業がオンライン中心となりデジタル画面を見続けて疲れた目には良い保養になる。

御土居の公開は6月27日までで、料金は大人500円、小学生・修学旅行生250円。秋には紅葉した姿も楽しめる。(艇)

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