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〈Topic ’25〉梶の葉 月に照らされて 千本ゑんま堂 風祭り

2025.07.16

〈Topic ’25〉梶の葉 月に照らされて 千本ゑんま堂 風祭り

月の光が差し込む中、人々が次々に梶の葉を結ぶ

7月5日から13日にかけての5日間に千本ゑんま堂(上京区)にて風祭りが行われた。千本ゑんま堂は、真言宗の寺院であり、平安初期に歌人として名高い小野篁が開基したと伝わる。

風鈴の軽快な音を聞きながら、梶の葉に願い事を記入した。本堂での祈願では、赤や青にライトアップされている本尊の閻魔法王像を見ながら、住職の読経に耳を傾けた。音の高低や強弱が明瞭で不思議と飽きない。焼香をする際、梶の葉を回して立ち上る煙を葉に染み込ませるのも特徴的だ。その後、梶の葉を紐につるす。月の光に照らされれば願いが叶うという。この梶の葉は翌日には内側に巻いて枯れるため、願い事はゑんまと本人だけの秘密である。

一連の儀式が終わると、聞香が行われる。聞香とは香のにおいを嗅いでその種類を当てることだ。作法を習い3種の香を「聞き」比べた。判別は非常に難しいのだが、雅な雰囲気を体感できる良い機会となるだろう。(鳥)

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