〈Topic ’24〉闇夜の山中に燃え盛る炎 京都三大奇祭 鞍馬の火祭
2024.11.01
燃え盛る松明を担ぐ青年たち
本祭の起源は平安時代。940年、御所に祀られていた由岐大明神を鞍馬に遷した際、村人が松明を持って出迎えた故事に由来するという。今宮やすらい祭・太秦の牛祭と共に「京都三大奇祭」の一つとして数えられている。
当日の午後6時、小さな松明を持った少年少女が「サイレイヤ、サイリョウ」と掛け声を上げ、家族と集落内を練り歩き始めた。後ろからは10名前後の青年たちが大きな松明を担ぎ、声を張り上げながら通りを行進した。午後9時頃、氏子たちは燃え盛る松明を数人がかりで支え、鞍馬寺山門前に集合。深山(しんざん)に囲まれた鞍馬の集落は、一夜限りの煌々とした灯りに包まれた。(晴)
