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〈Topic’15〉京大有志の会シンポジウム 私の世界に響く声

2015.12.01

11月22日、自由と平和のための京大有志の会によるシンポジウム「私の世界に響く声」が開催され、表現を題材としてゲストによる講演と展示が行われた。講演者は、高江ヘリパッド建設への反対運動に参加した映像作家の比嘉真人氏、元JATEC(反戦脱走米兵援助日本技術委員会)・ベ平連(「ベトナムに平和を!」市民連合)活動家である関谷磁(せきや・しげる)氏、映画監督の瀬々(ぜぜ)敬久氏の3人。幅広い層に興味を持ってもらえるようにと映像を駆使した講演は、時には笑い声も聞こえるなど盛り上がりを見せた。

企画者の広瀬氏(アジア・アフリカ地域研究研究科)は「政治や社会に関わる活動をしていると、周りの人からは『自分に還元されないことに労力を割いて偉いね』と負担にばかり注目されますが、活動の中で得てきたものも多いです。いろいろな表現方法を通すことで、政治問題への敷居が低くなればと思います」と語った。

自由と平和のための京大有志の会は、今年の7月に安全保障関連法案が話題になったことをきっかけに発足。月に数回の勉強会開催やデモへの参加など、社会問題に触れる機会の少ない市民に根差した活動を行っている。(鹿)

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