当局、学内問題に警察導入 学生らの指摘に職員認める(2011.03.16)

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京大当局は4日、組合員の雇い止め撤回といわゆる5年条項の撤廃を要求している時間雇用職員労働組合ユニオンエクスタシー(以下、ユニエク)が同日正門前に移設した「くびくびカフェ」を、「美観」を理由に、事前の告知なく一時強制撤去した。同時に正門周辺に設置された学生団体らの立て看板も撤去され、またこれにあたり大学当局が事前に川端署警備課へ連絡していたことも、当局側職員の発言によって明らかになった。

ユニエクは3月2日、時計台前広場再整備工事によって同広場西側に設置していたくびくびカフェを正門前に移転させていた。その2日後の4日午後、施設部などの大学職員十数名がカフェの強制撤去を開始。事前連絡も一切なく、付近ではユニエク組合員や学生らおよそ三十名が集まり、当局側の行動に抗議していた。

さらにその際、学生が現場付近の東一条通に警察車両が待機しているのを発見。大学職員に「大学が警察を呼んだのか」と問うたところ、職員はあらかじめ大学から騒ぎの予防的措置として川端署警備課に連絡していたことを認めた。

その後、警察官が学生らの警察手帳提示の要求を無視して、現場に居合わせた学生の写真を撮影。現場は警察および出動を要請した大学当局への抗議で一時騒然となった。

数時間後に赤松明彦学生担当理事が現場に現れ、学生や組合員らと緊急の話し合いを行った。赤松副学長は今回の警察への連絡は自分の指示ではないとしつつ、今後少なくとも自身の指示では学内問題に安易な警察の導入は行わないこと、理事会で今回の問題を話し、安易な警察導入には反対の立場を取ることなどを口頭で確約した。

また赤松副学長は、立て看板やくびくびカフェの撤去理由について「美観の問題がある」と話したが、「何を以て美観が保たれているかは人によって感じ方に差があり、簡単に判断することはできない」、「事前の話し合いなしに撤去したやり方も問題だ」など学生らの反論を受け、最終的に一度撤去した立て看板を元に戻した上でこの問題について後日に再度話し合いを設けることを提案。学生、組合員らもこの提案を了承し、騒動はようやく終息した。同日中にくびくびカフェは再建され、現在も正門前で営業を継続している。

この問題について、ユニエク側は「大学自治を踏みにじる暴挙であり、断じて許すことはできない」とする抗議文を当局宛に提出したほか、8日付けで大学当局に①学内問題には警察をはじめとする外部権力を使わず、当事者間で解決を図ること②事前の話し合い無しに立て看板を撤去しないこと、の二点を大学当局に要求をした旨を告知する全学自治会同学会名義の立て看板が正門前に設置されている。

ユニエクは09年2月より時間雇用職員の雇用年限撤廃を掲げ、時計台前広場周辺で座り込みを続けており、同年4月からは設置した小屋にて「くびくびカフェ」を営業している。

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