文化

[京大あれこれ]法経済学部東館付近にたたずむアレ

2014.11.16

法経済学部東館の入り口付近と文学部新館前の駐輪場付近に、土台がしっかりしたライトがあるのをご存じだろうか。写真を参照すれば、「ああ、あれね」となるはずだ。高さは約2㍍。夜には道行く人を照らしているが、そこまで明るい光ではない。
このライトだが、謎が多い。なぜ、駐輪場の入り口をふさぐかのように配置されているのか。どうして土台はあんなにも立派なのだろう。何か理由があるに違いない。施設部に話を聞いた。

実はアレ、初めからライトとしては設計されていなかった。土台部分は法経済学部東館の地階を支える重要な柱の一部分なのだ。構造上どうしても地上にはみ出さざるを得なかったという。どうせなら何かに利用しようと検討した結果、夜間の防犯を目的としてライトを取り付けることにしたのだとか。周囲を階段で囲まれている法経済学部東館前の土台は、人が座れるようにも設計されている。

ちなみに、ライトの下に大量の縁石があるが、理由は取材しても分からなかった。もしご存じの方がいれば、弊社まで情報をお寄せいただきたい。(北)