文化

[京大あれこれ] 生活感あふれる奇妙な建物 給水センター

2017.07.01

本部構内の正門をくぐり附属図書館を越えてしばらく歩いて西側に入った方角に、ひっそりとたたずむ建物がある。洗濯物が干してあることもあり、構内では見慣れない光景である。

この建物の正体は給水センターだ。京大構内の建物に水を供給する役割を担っている。施設部によると、この給水センターは1979年に建築され、今年で築38年になる。当初は京大が直接管轄し、大学職員が給水センターで働いていたが、現在は委託を受けた業者が管理している。

さて、気になる洗濯物についてだが、給水センターに誰かが住みこみ、その住人の洗濯物が干されているわけではない。大学職員の人員削減によりいつの頃からか給水センター内に空き部屋ができていた。大学構内では庭師や校内清掃員が働いており、その控え室として空き部屋が提供され、清掃員の洗濯物が干されるようになったという。(轟)