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京大は8月8日から9日にかけて、オープンキャンパスを開催する。新型コロナウイルスの影響がなかった2019年度以来、5年ぶりに全学部で来場型企画を予定し、19年度と同水準の1万5千人の来場を見込むという。

新型コロナの感染が拡大した2020年以降の開催はオンライン形式で行われてきた。昨年度は感染対策としての学内の活動制限が5月時点で撤廃されていたものの、実施にあたっては各学部で話し合いが行われ、3学部ではオンライン企画のみの開催にとどまった。京大はオンライン形式の影響について本紙の取材に、「従来の来場型で少なかった東日本の参加者が増え、参加者層が広がった」としつつ、「昨年度までの参加者アンケートで来場型による実施の希望が多かった」ことを理由に今年度の開催形式に至ったと回答した。

開催場所は吉田キャンパスで、本部構内を中心とする。全学部共通企画として、湊総長や在学生が登壇し京大志望者にメッセージを送るオープニングセレモニーや、キャンパスツアーが行われる。各学部企画では研究室訪問や模擬授業、学生による相談会が行われる。また、障がいのある生徒向けの個別相談会や女性限定の座談会も開催する。

オープニングセレモニーの出席は、各日午前8時から先着順での予約が必要で、特設サイトを経由して行える。その他の事前申込が必要なプログラムはすでに抽選が行われ、6月28日に結果が発表された。残席分の受付は8月7日午後1時まで。事前申込をしていなくても教員講演や在学生座談会などの一部企画には参加できる。