複合原子力科学研 二次冷却水の漏えい 4年前にも同様の事案
2024.08.01
7月25日、京大複合原子力科学研究所(大阪府熊取町)の管理区域内にある設備で、冷却に使用する水道の漏水が発生した。漏れたのは二次冷却水と呼ばれる放射性物質を含まない水道水200ミリリットルで、他の原子炉や環境への影響はない。
同所によると、漏水はパッキンの不具合によるもの。今後二次冷却水を抜いて、パッキンの交換を行い復旧を目指す。パッキンを取り付けるフランジを外す際、パッキンの取付状況や、ボルトの締め付け具合などを、専門の業者と相談しながら詳細に調査する予定だ。
同所では2020年9月にも、パッキンの不具合による二次冷却水の漏えいが発生している。これについて同所は、再発防止策としてパッキンの取り付けやボルトによる締め付けについて「マニュアルを作成し、慎重に作業を行って」きたが、「まだ不十分な部分があり、同様な事象の発生に至ってしまった」として、より確実に水密性を確保する方法を検討していく方針を示した。
同所では原因の解明と再発防止などの是正措置を行うとともに、部署間での情報共有を通じて設備の管理状況を見直し、安全管理に取り組むという。
同所によると、漏水はパッキンの不具合によるもの。今後二次冷却水を抜いて、パッキンの交換を行い復旧を目指す。パッキンを取り付けるフランジを外す際、パッキンの取付状況や、ボルトの締め付け具合などを、専門の業者と相談しながら詳細に調査する予定だ。
同所では2020年9月にも、パッキンの不具合による二次冷却水の漏えいが発生している。これについて同所は、再発防止策としてパッキンの取り付けやボルトによる締め付けについて「マニュアルを作成し、慎重に作業を行って」きたが、「まだ不十分な部分があり、同様な事象の発生に至ってしまった」として、より確実に水密性を確保する方法を検討していく方針を示した。
同所では原因の解明と再発防止などの是正措置を行うとともに、部署間での情報共有を通じて設備の管理状況を見直し、安全管理に取り組むという。