ニュース

今年度の学部卒業式と大半の学部学科の卒業日を2025年3月25日から同24日に1日前倒しすることが、7月23日の教育研究評議会で承認された。京大は本紙の取材に、「近年の式典開催費用上昇を踏まえて」学部卒業式と大学院学位授与式を同日開催する、と説明した。

医学部医学科・人間健康科学科と薬学部薬学科では、式は他の学部学科と同じく24日に行われるが、いずれも国家試験の受験資格の関係で、卒業日は3月10日のままとなった。

今年度の学部卒業式と大学院学位授与式はいずれも「京都市勧業館みやこめっせ」で行われる。前者は9時30分、後者は14時から開始される予定だ。

過去10年間の両式典は、2014年度から18年度が別日、19年度はコロナ禍で中止、20年度から22年度が同日、23年度が別日の開催だった。京大がHPで公表する契約情報によると、昨年度は両式典の会場借り上げ等にあわせて約1060万円が支出された。

今回の変更は7月24日頃よりクラシス（教務情報システム）上の掲示板や京大HPで周知されている。ただし、変更の理由は周知されておらず、SNS上では「そんなことある？」と戸惑う書き込みも見られた。