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国立大学協会 財務危機訴え声明発表 「もう、限界です」

2024.06.16

国立大学協会は6月7日、理事会の名義で「国立大学協会声明―我が国の輝ける未来のために―」を発表した。運営費交付金の減額と物価上昇などによる経費圧迫によって国立大学の財務状況は「危機的」だとして、「もう、限界です」と訴えた。そのうえで国立大学が人材の育成や技術の進歩において担ってきた「重要な役割」をこれからも果たすため、国や産業界、国民に対し、国立大学の現状と使命への理解を求めた。

国大協は資料の中で、国立大学の運営費交付金は減少し続けており、今年度は2004年と比べて13%、額にして「中堅・地方大学20大学分に相当する配分額」である約1630億円が削減されているとした。

国大協は、国立大学法人が教育・研究などにおいて「質の高い成果」を挙げる環境を作り「国立大学法人の振興と我が国の高等教育・学術研究の水準の向上及び均衡ある発展に寄与」することを目的とする団体。全国86の国立大学が参加し、京大の湊総長は理事を務めている。