企画

帰省のスゝメ

2009.09.25

京都の夏は暑い。おまけに冬は寒い(いずれもそのレベルが尋常ではない)。四季の移ろいを間近に感じられる我々にとっても、この時ばかりは春夏秋冬の豊かさを恨めしく思ってしまう。

ちょっと待て。我々には帰省という手段があるではないか。実家に帰れば地元の友達にも会えるし、しばしの間昔の思い出に浸ることもできる。何より、家事から解放されるのがいい。

さあ、家に帰ろう。(編集部)

フェリー

さわやかな潮風や水平線に沈む夕日にロマンを感じる方は、フェリーを使ってみてはどうだろうか。ただし、九州や四国、日本海側の東北地方、北海道といった、一部の地域にしか帰れないが。九州と四国に向かうなら大阪または神戸から、東北地方や北海道へは敦賀から便が出ている。一晩かけて優雅な船旅というのも悪くないのではないだろうか。

フェリーを使うメリットは、何もロマンチックな雰囲気がにじみ出る美しい景色だけにあるわけではない。フェリー帰省の最大の武器は、横になれるということだ。夜行バスやJRの夜行特急での耐えがたい腰痛を思えば、これはかなり魅力的だ。風呂もあるので、いつでもオーシャンビューを楽しみながら入浴できる。そのほかゲームセンター、カラオケなどの娯楽施設が完備されている船舶もある。

さらに様々な割引制度があるので、コストの面から考えてもなかなかである。試しに私の帰省を例にとって紹介しよう。

私の地元は福岡で、帰省には大阪南港から出航する、名門太洋フェリーを利用している。もっとも安い二等船室で、通常は6000円する。しかし、金、土、日曜日の便は、週末割引で25%オフというなんともうれしいサービスがある。これで4500円だ。さらにネット予約をすると、33%オフの4020円に。フェリー業界も顧客確保が大変なのだなあ、と思ってしまう価格だ。京都から大阪南港までの電車賃を入れても5000円程度だ。

ただ、フェリーの運航には通常期と繁忙期があり、運賃が変わるので、通常期を狙って利用してほしい。また、船内にはレストランや売店もあるが、値段は高めなのでコンビニ弁当を持っていくべきだ。そして何より、暇つぶしの道具を忘れてはならない。さもなくば、ゲームコーナーで10000円すってしまうということにもなりかねない。貧乏旅行の最大の敵は、無駄な時間である。

これらの点にさえ気をつければ、フェリーは安くて快適な帰省手段と言える。(書)

鉄道(18切符)

京都から鉄道を利用した長距離移動をする際もっとも一般的なのは、なんといっても新幹線であるが、今回はあえて青春18きっぷによる帰省方法を紹介したい。

まず、京都駅で20時30分発の新快速、長浜行きに乗車する。1時間弱ほどかけて滋賀県の米原駅で降り、21時54分発の豊橋行きに乗り換える。30分ほどかけて岐阜県の大垣駅で降車し、いよいよここから「ムーンライトながら」の出番となる。「ながら」(ムーンライトながら。以下このように略す)とは、夏季および冬季などに運行され、夜22時48分に大垣駅を出発し、朝の5時5分に東京駅に到着する夜行列車である。早朝に東京到着というスピード感に加え、「ながら」は「快速」であるため、指定席券の500円と青春18きっぷだけで乗車することができる。ただし、相当に人気の高い列車であるため、かなり前から予約をしておかないと指定席券が手に入らないので注意が必要である。

さて、早速「ながら」に乗り込み、自分の座席に座った。椅子がリクライニングするのはうれしいが、前の席との間隔があまり広くなくてやや窮屈であり、さらに車内の電気がいつまでもつけっ放しなのでなかなか寝付けない。夜の2時や3時になってようやくうとうとし始めるというのがせいぜいで、結局数時間の浅い睡眠しか取れないまま東京に到着した。昨晩の20時30分に京都駅を出発してからおよそ8時間半の移動時間を費やした。疲れはあるが、故郷東京に帰ってきた高揚感のせいか案外平気である。東京からは中央線高尾行きに乗ってホームタウンの吉祥寺を目指す。お茶の水、新宿、中野と、除々になじみのある駅が出てくるのがうれしい。東京を出てから40分ほどで吉祥寺駅に着く。

これからしばしの間、私の東京ライフが始まる。かかった金額は、京都駅までのバス代220円と青春18きっぷ2日分の4600円と「ながら」の指定席券500円での合計5320円。安さだけなら他の交通手段と比べてもかなりのものなのではないだろうか?(47)

高速バス

高速バスというと深夜バスを想起しがちだが、昼間運行、あるいは朝一で出発するものもある。新幹線や船ほど快適ではないことが多いが、とかく費用が安上がりである。また、特に深夜バスの場合、睡眠時間を交通時間として使うわけで、時間を有効に使えるという利点もある。地域的にみると関西―関東(東京・横浜)が本数としてずばぬけて多いものの、全国的に、県庁所在地発着のバスも整備されているようだ。

近年、高速バス会社間での価格競争が熾烈となっており、大阪から東京まで3000円台で行けるというような激安バスもある。ただ、運転手の労働環境や安全性の面で不安を抱えるものもあるときくので、安いからOKと安易に乗り込む前に一考が必要かもしれない。

予約はネットが主流。空席照会も手軽にできる。大抵の場合、金曜夜、日曜夜が人気で、会社によっては日によって価格を高く設定している場合もある。運行距離が長い場合には運転手さんが2人いることも多い。

一口に高速バスといっても、車内の環境は会社ごと、車両ごとにピンからキリまで様々である。昔遠足で乗ったようなかたーい席のバスでぎゅうぎゅうづめで一夜を明かすのを余儀なくされるものもあれば、3列シートのふかふかの席で快適に移動できるものもある。

ただ、車内の環境如何にかかわらず一つの席にじっと座っているという点には変わりはない。そこで車内での過ごし方である。昼間のバスの場合には本も読めようが、深夜バスでは大抵、高速道路に入ってすぐに照明がおとされてしまう。読書灯という小さな照明が設置されている場合もあるが、割と明るくなってしまうため、周りへの迷惑も考えるとつけるのにはためらいがある。実際、私はこの2年半で30台近くの高速バスに乗ったが点灯しているのをみたことは一度もない。月あかりで読書しようとしたこともあったが、継続的に続けられることはほぼない。結局のところ、寝てしまうことが一番だが、はじめのうち眠れずに苦しいときには好みの音楽をきくことも一つ。ただし音漏れには注意。

トイレは、休憩がある場合と車内にトイレがついていることがあるが、車内のトイレは揺れて難しい面があるのでとにかく乗車前に済ませて、乗車中はひたすら睡眠時間にあてるのがやはり賢明だろう。深夜バスでは暗いので景色を楽しむこともそうそうできない。結局移動以外には期待しない、さっさと寝る、という姿勢が、高速バスを利用するうえでは肝要である。なんとも味気ない話だが。(義)

飛行機

10:45 出発 日々の生活=闘争に倦みきった私は、誰にも気付かれないように窓からこっそりと自宅を抜け出す。「飛行機で帰省する」と言うと「そんなブルジョア的なことしてお前には階級的自覚があるのか」と自己批判を求められた時代もあったらしい。しかし2009年現在、私の地元である北海道まで帰省する場合は飛行機が一番効率的である。
 納得がいかない読者のために他の交通機関の場合を考えてみよう。まずフェリー。舞鶴発小樽行きは2等でも9000円掛かる。次に鉄道。青春18きっぷ(※1)を利用しかつ「ムーンライトながら」の指定券をゲットできた場合であっても、18きっぷ2日分(4200円)+旧東北本線盛岡~八戸の三セク区間料金2960円+青森での宿泊費or青函連絡フェリー乗車代でやはり10000円は超えてしまう。一方飛行機はSKYМATE(※2)を利用すると、関西3空港のいずれからでも新千歳まで10000円しか掛からず、費用面で飛行機と他の交通機関には差が殆ど無い。しかも後者がいずれもまる1日~2日かかってしまうことを考慮すれば、肉体的負担が一番少ない飛行機に軍配が上がるのは当然であろう。

11:12 熊野神社前から市バス京都駅行きに乗車。

11:35 京都駅着 京都市内を脱出するのには思いのほか時間が掛かる。関西空港行きの特急券を購入。京都から空港への接続はお世辞にも便利とは言いがたい。

11:45 関空特急はるかに乗車 あっという間に大阪へ。が、そこからの(特に環状線区間!)、特急とは思えない鈍さは閉口させられる。なにわ筋線(※3)の開通は夢のまた夢なのだろうか。

13:03 関西空港着 時間に多少の余裕があるのを確認し、実家へのお土産を買う。もういい加減「八橋」なんて飽きられるだろう。神戸のプリンを購入する。

13:30 荷物検査 一応「高さ55センチ・幅40センチ以上の荷物は、機内に直接持ち込めません」とあるが、面倒くさいので無視して強行突破。

13:50 離陸! 毎回このときだけは、人知を超越したモノに祈りをささげてしまう。見る見る町が小さくなる。人がゴミのよう(以下略)。特にすることも無く暇なので漱石の「行人」を読み始める。もちろんサービスのドリンクはしっかりお代わりも頂く。

15:50 着陸・新千歳空港 二郎らが大阪から東京の家に帰るくだりまで読んだところで丁度飛行機も着陸態勢に入る。

16:10 快速エアポート小樽行きに乗車 車窓から見える何処までも続く田園風景、防風林、白樺並木。帰ってきたという実感とともに私は久方の平安を得る。空模様はすっかり秋だった。
 やはり飛行機は早い。漱石の時代、関西から北海道に行くには船しか手段が無かった。私の5代前の先祖もそうやって石川からはるばるフロンティアに旅立ったのだ。それが今では飛行機でひとっ飛びだ。文明はずいぶん進歩したものだ。こうも短時間で自分の周囲の世界が切り替わると、まるで2時間前までいた場所ー京都が夢の世界であったように感じる。(魚)

(※1)全国のJR路線を走る普通および快速列車に乗り放題の切符。夏休み、冬休みの長期休み期間に使える。5日分を一まとめにして10500円で販売される。これを用いて帰省や貧乏旅行を楽しむ学生も多い。

(※2)18歳から21歳までの若者を対象にしたサービス。会員になればフライト当日になっても空席となっている飛行機の座席に、全国1万円均一で搭乗できる。しかし、盆暮れ正月といった混雑期には乗れない可能性が高い欠点を持つ。

(※3)JRの新大阪駅と難波駅を結ぶ鉄道路線。新大阪から関空までの所要時間を半減させるといわれているが、資金面の問題から1982年以来計画段階のままである。

新幹線

~名古屋から自宅通学できるか~

「勉強する」という強い意志で大学に通う者にとって、自宅通学は、下宿生活よりも利点があるのかも知れない。通学時間という勉強ができる時間があるからだ。朝夕の公共交通機関のラッシュの中では、テキストやノートを広げる余裕さえあれば勉強をすることが可能。そのような余裕がなくとも、頭の中で思索を深めたりすることができる。時間どおりに動く電車などは、勉強時間をうまく区切ってくれ、試験勉強には効果てきめんだ。今、自宅通学をしている方も通学時間の使いようを研究されてはいかがであろう。

さて題名にあるように、わたしの実家は名古屋である。しかし当初、新幹線をつかって自宅通学しようとしたわたしも、名古屋から京大までの定期代が月10万円近くなることが分かったので、京大の近くで下宿をすることにした。高校まで電車通学だったわたしにとって下宿生活の朝はゆったりとしている。日々を振り返ってみると、かつての勉強への意気込みを失ってしまったと感じずにはいられない。そこで実際には金銭的に不可能な、名古屋と京大の通学を想定して帰省してみた。

下宿の近くにある高野橋東詰のバス停に京都駅行きのバスが来たのは11時数分前のこと。そのバスは遠く大原三千院から来た京都バスで、高野・鴨川に沿って川端通を下って、三条京阪、四条河原町を通過し、烏丸通から京都駅に着いた。ちなみに京大の玄関口、百万遍から京都駅まで短時間で行くには、京都市バスで地下鉄烏丸線の今出川駅に行き、そこから烏丸線で京都駅に向かうとよいと思う。わたしはバスの中で席に座れた後には、数学のテキストを読み返していたが、車内で本格的に勉強できるようになる境地に到るまでには、バスの揺れやイライラする渋滞に慣れなくてはならないと感じた。

京都駅に着くと、急いで新幹線自由席の券を買い、新幹線のぞみで11時53分発の東京行きに乗った。いつもは帰省するときに新幹線を使わずJR東海道線(琵琶湖線など)で帰るので片道3千円ぐらいで済むのだが、今回は2千円ぐらい特急料金が上乗せされて5千円かかった。やはり学生からすると新幹線は割高感がある。

まずは、自由席なので空いている席を探す。普段、新幹線のぞみ号の自由席は全16号車のうち、上下の新幹線でも博多側から数えて1~3号車に限られ、3号車は喫煙席である。わたしが無意識的に座ってしまったのは、まさにその3号車。四方八方の乗客は楽しんで煙草をふいていて、白煙でいっぱいであった。最初は名古屋までの辛抱と思っていたのだが、やはり限界というものがきてしまった。親から電話が掛かってきたのを大義名分として、デッキに立ち去る。3号車に戻ることはなかった。

京都駅から40分ぐらいで名古屋に着く。JR東海道線だけで帰ると2時間半かかることを考えると、新幹線は本当に速いものである。地下鉄などを使って実家に行くと、下宿から実家までかかった時間は計2時間ぐらいになった。あとで調べたところ、名古屋駅から京都の烏丸線今出川駅に着くまで、ちょうど1時間程度になると分かった。京都市内の移動方法によってかかる時間が大きく変化するといえる。それでも大学の1時間目の授業が始まる午前8時45分に間に合うには、6時起きでないと間に合わない。やはり名古屋から自宅通学は無理なのか。それでも東海地方や名古屋近辺にお住まいのある方は参考にされては。(春)

徒歩

この特集では、帰省の際の様々な交通手段を示してきた。この企画が持ち上がった際、幸いにして遠方出身の編集員も多かったため、航空機やフェリーといった少し凝ったものも含めて大抵の手段を網羅するよう次々と案が出され、担当者が決まった。企画としては申し分ないだろう。

しかし大阪出身の私は憂鬱だった。私にとっての帰省は、新幹線や高速バスなどそもそも使うまでもないし、航空機など飛行場に着いた時には大阪にいるのだ。京都から大阪に帰ることなど、帰省だなんて張り切るようなことではない。しかし、そんな私だからこそできることはないだろうか、そもそも何か忘れていやしないだろうか。

私はおそるおそる、だがはっきりと口を開いた。
「徒歩、やります」

その発言を後悔することになるまで、そう時間はかからなかった。地図上で直線距離を測ってみたが、50キロメートルは超えている。人の歩く速度は一般に時速4キロメートルと言われているから、だいたい12時間、つまり半日はかかるのだろう。しかしあくまでそれは計算上のことであって、実際にどうなるかはわからない。自分の体力のなさを鑑みれば、どう間違っても半日では済まないだろう。無理に決まっている。

出発の朝が来てしまった。朝といっても時刻は午前3時だ。できる限り夜の涼しいうちに距離を稼いでおきたい。作っておいた麦茶をペットボトルに注ぎ、車用の関西道路地図を片手に、私は大学付近の自宅を後にした。

京都市を出るころまでは軽快極まりなかった。歩道は広く平坦で夜風が涼しく、人通りはほとんどなく静かだ。風景は変化に富み、ついつい寄り道したくなってしまう。足に痛みがないことはないが、久々に運動をしていることが心地よく感じられる程度だ。

桂川を越えてしばらく歩くと足の痛みが急激に増してきた。時刻は6時を回っており、朝食も兼ねて一度目の休憩をとるため近くにあったマクドナルドに入った。

マクドナルドを出てからは、国道171号線沿いを歩き続けた。その一部は歩道と呼べるものはなく、路肩を歩いていると原付バイクが私をよけて追い越していき、大型トラックがすぐ横の風をさらっていく。恐怖が私を前に進めていたが、足はすでに正常に機能する範囲を超えていた。腰掛けられる場所を見つけては座り込んで休んだ。先が見えない。落ち着いて休めそうな喫茶店などありはしないし、駅も見当たらずリタイアもできない。車道の案内板を見ても、一向に次に休憩しようと予定している高槻市までの距離が近づかない。足取りも重く歩く速さは時速3キロメートルを軽くわっているだろう。

何度目かの休憩、大山崎ジャンクションを前にしたコンビニの前で座りながら、止まっているトラックのナンバープレートを眺めていた。大阪へ向かいそうなトラックに当たりをつけて、ヒッチハイクを持ちかけよう。171号線をいくトラックを見つければ、それなりに家の近くにいけるし、車中で休めば足の痛みも少しはマシになるだろう。ここまで歩いてあきらめた話をすれば、笑って乗せてくれるだろう。

しかしその笑いはどこからくる笑いだろうか。学生のばかばかしい行動に対するさわやかな可笑しさだろうか。それならいい。しかし、もしその笑いが道半ばであきらめた者への嘲笑だったらどうだろうか。もう十分歩いた、そう思うのは私だけで、周りはそうは見ないかもしれない。世間は結局最後までやり遂げたことを評価するのだ。ここまでしんどい思いをしておいて、そんな目で見られるのはまっぴらごめんだ。私は立ち上がって歩きだした。

高槻市街では中華料理を食べ、喫茶店でコーヒーを啜り、十分な休憩をとった私は、道を変え万博公園へ向かった。苦行のようなこの企画の中で、少しぐらい楽しみがあってもいいだろうし、中間的な目標というやつも必要だろう。休み休み歩いていると、少し高い場所に出たとき、太陽の塔が見えた。

万博公園で、トイレに入ると、鏡の中に浮浪者のような自分がいた。思えばずいぶん格好の悪いことをしている。ずいぶん汗もかいたし、Tシャツの背には塩が浮いている。しかし、もはや周りが何であろうか。私は今、自分の達成感のためだけに歩いているのだ。私の決意を察したのか、公園の警備員は入場料はいらないから通り抜けていいという。単に閉園間際だったからかもしれない。
 
万博公園を抜けてしばらく歩くと、もはや家まではバスでしばらくといったところだった。どのバスに乗ればよいかもだいたい検討がつく。だが、いまさらそんなことができるはずもなかった。もう歩いた時間は半日を軽く超えている。ここまで積み重ねたものを思えば、いまさらやめることなどできようもない。

そう思ってこれが受験勉強に似ていることに気付いた。自分が勉強をすればするほど、それを無駄にしたくない思いが自分を掻き立てる。真面目くさって勉強している様は決してかっこいいものではないが、そもそも勉強なんて自分のためにすることだ。そしてその中で楽しみを見出すことも重要だ。失敗すれば笑われるかもしれないが、途中で降りるのはもっとみっともない。そして早めのスタートが肝心だ。つらく苦しくみっともないが、自分のための受験勉強を貫いて大学に入ってほしい。

で、結局私が歩きつけたかだって?そんなことは言うまでもない。あなたは試験の3日前に逃げ出したりするだろうか。(町)

《本紙に写真掲載》