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本部事務組織を大規模再編

2006.04.01

京都大学は新年度四月一日付けで事務組織を再編した。新たな組織として「センター」を設置するほか、課長・センター長以下の業務はグループで行い、合理化を図る。  学生部の業務もこれにより再編されることから、二月に学生有志が学生部業務の維持などを大学当局に求め、学生部再編に関する説明会が行われた。

今回の再編は法人化後に大学が推進している事務改革の一環で、三月二十二日部局長会議で了承された。昨年十一月には事務本部が総務・人事などの「経営 企画本部」と学生部・研究推進部などの「教育研究推進本部」に二分した。事務組織の単位は再編により従来の十部二十六課から十一部二十三課、十一のセン ターが加わる。
新設するセンターは教員組織は持たず、人事や給与、競争的資金など各部局の一部の業務を専門化・独立させた形。〇一年設置で学生部内にあったキャリアサ ポートセンターも含め、再編後の事務センターは十一となる。 手続きの簡素化を目的として課長補佐と係長の役職は廃止し、課長級以下にはグループを設け、 各課・センター内の業務にはグループ長を中心としてそれぞれのグループがあたる。また、組織改編で部局から一定数の職員を減員し、他部局への再配置を行 う。全学で年に約十五人が部局の規程に応じて再配置される。各研究科では、生命科学研究科の事務部を理学研究科から独立して設置するほか、医学研究科や附 属病院など業務が拡大した部局に事務員を重点配置する。