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アカハラ確認できず 工・院生自殺 調査結果まとまる

2009.04.04

昨年3月の工学研究科の大学院生の自殺に関して、同院生の両親が指導教授からのアカデミックハラスメント(教育・研究における嫌がらせ)が原因だとして大学に調査を求めていた問題で、同研究科の調査・調停委員会は、「ハラスメントの事実は確認できなかった」との調査報告書をまとめ、今月10日に報告書を両親に送付した。

訴えは昨年10月に工学研究科長宛にあり、11月13日付で同研究科は京都大学ハラスメント防止・対策ガイドラインに基づいて部局の調査・調停委員会を立ち上げ、両親と当該教授のほか、同研究室に在籍していた学生など学内外の関係者などへの聞き取りを行ったが、アカデミックハラスメントを行なった事実はなかったという。