文化

映画「鴨川ホルモー」特集 京大生は世人の脳にいかなる像を描くか

2009.04.01

京大出身の作家である万城目学が、京大を舞台にした青春ドラマを描いた「鴨川ホルモー」。一見、茶番に満ちた大学生の日常ドラマも、京都の京都大学を舞台にしているとなれば、ただの「ライトノベル」と放っておくわけにはいかない。「鴨川ホルモー」の登場人物たちが描くばかばかしくもおかしな青春ドラマには、それを許容する京大、さらには京都という地を抜きにしては語れない。

一方で、この物語を映画化するために、京大の協力は必須であった。吉田寮、劇団ケッペキなどの協力は、映画に対する、なかなか得られない視点の宝庫ともなった。

大学生を描いた映画に、大学生はどう関わったか。この「入れ子構造」に迫ることで、近年ルネベストを席巻する「京都文学」への新たなアプローチができるに違いない。本紙は、映画「鴨川ホルモー」に関わった各所の人々に話を聞くことで、映画は京大の何を映したか、映ったものから我々は何を考えるのか、一つの側面が切り出すことを狙う。(碧・麒)

・映画出演者インタビュー
・ケッペキ劇団員インタビュー
・吉田寮インタビュー



《本紙に写真掲載》




当記事の本文は、Webサイト上では掲載・配信を行っておりません。
内容をご覧になりたい場合は、京都大学新聞社まで直接お問い合わせください。