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鳥人間コンテスト今年度中止 京大生チーム「残念」

2009.02.08

読売テレビは、1月16日に2009年度の鳥人間コンテストの中止を発表した。

鳥人間コンテストとは、毎夏、琵琶湖で開催される、自作人力飛行機の滞空距離、時間等を競う大会である。読売テレビは、2月14日の参加者説明会で中止の理由を、厳しい経済状況による予算削減のため飛行者の安全が確保できない、また負傷者を出しコンテスト自体の消滅を危惧して、と説明した。

大会は台風や強風などにより急遽中止されることがあったが、大会自体を中止することは今回が初めてである。

本大会の「人力プロペラ機ディスタンス部門」に参加し昨年三位の実績を持つ京大の鳥人間チームShootingstarsは、「中止を知って驚いたというのが第一です。なんせ大会ありきのサークルですから。一番がっかりしていたのはパイロットだと思います。安全面を軽視できないからという理由だけでは納得できませんでした。アイドル起用をやめるなど他に予算削減ができるところがあると思います。大会に出られないのは残念ですが今年は記録会を行います」と話した。説明会に参加した部員は「大会中止についてのクレームが参加者からでなかったのが意外でした。来年の大会手続き等が早まりましたがそれほど予定は狂いません」と話す。