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学生担当など3理事交代 就任半年で

2023.04.16

学生担当など3理事交代 就任半年で

交代した3理事

4月1日、京大の理事3名が交代した。昨年10月の任命から半年、任期を1年半残しての交代となった。半年で3人の理事が入れ替わるのは国立大学法人化以後初めて。

3月末で退任した北村、平島、村上氏はいずれも、湊総長が2020年10月の総長就任時に任命した。2年の任期を終えたのち、昨年10月に再任されていた。京大は本紙の取材に対し、退任は「大学全体の体制を検討」した結果だと回答した。

平島氏と村上氏は、理事退任後も大学運営に携わる。総長の指名により、4月1日付で平島氏は大学院教育支援機構長に、村上氏は総合生存学館長に就任した。任期は平島氏が1年半、村上氏が2年。

京大の規程によれば、理事の任期は原則2年だが、任期の途中で退任した理事の後任の場合は前任者の残任期間となる。この規程により、3名の任期は1年半となった。新理事は以下の通り。

■新理事(副学長と兼務)

江上雅彦=〈前〉大学院教育支援機構長▼國府寛司=〈前〉理学研究科長▼椹木哲夫=〈前〉工学研究科長

なお、今回の交代で「経済安全保障」担当の理事が不在となった。「経済安全保障」は昨年10月に新設された職務で、北村氏が担当していたが、後任の椹木理事は担当しない。京大は本紙の取材に、経済安全保障については「大学全体の体制の中で引き続き対応する」と回答した。