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樹木管理に問題か 学内で倒木

2008.08.08

7月14日午後1時頃、中央キャンパス工学部8号館前でアカマツが倒木した。倒木当時はキャンパス内の通行がまばらで、ケガ人は出なかった。アカマツは道路を封鎖する形で横倒しになり、一時通行が遮断され、授業直前の移動時間だったため、多くの学生が立ち往生になり周辺一帯が騒然とした。

京大本部棟資産課によると、倒木の原因はマツクイムシによる内部の空洞化とのことだ。内部が虫に食われる一方で、他の組織は死なずに枝を伸ばし続けたため、上部の重さに耐えきれず倒木した模様。学内の樹木は全て定期的に検査をしているが、今回は外面に問題がなかったため事前に察知できなかったという。

ケガ人が出なかったものの、事故の危険性が十分にあることを考え、資産課では今後中央キャンパス内の樹木の抜本的な調査を行うという。



《本紙に写真掲載》