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京大病院職員 停職1ヶ月 セクハラ認定

2022.03.16

京大は、3月3日、セクシュアルハラスメントに該当する言動があったとして、医学部附属病院の40代男性職員に対し、停職1ヶ月の懲戒処分を下したと発表した。処分内容は、京大の教職員就業規則に基づいて決定された。

京大によれば、昨年5月に他の京大職員からハラスメントの申し立てがあった。大学は、当事者および関係者に対してヒアリングを実施し、2020年5月ごろから同年12月ごろまで、セクシュアルハラスメントに該当する発言が行われていたと認めた。処分を受けた職員は、「被害者に大変不快な思いをさせたことを申し訳なく思っている」と反省の弁を述べているという。

再発防止策として、京大は本紙の取材に、相談窓口での対応に加えて、ハラスメントに関する研修の実施や冊子の配布などの取り組みを継続することをあげ、「申立てがあった場合には厳正に対処する」と述べた。また、附属病院は、問題があった部署について、関係者による定例会議を開催するとともにハラスメント防止に参考となる情報の共有を徹底するとし、「啓発に努めていく」と回答した。