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キューバのいま、語る アレイダ・ゲバラ氏講演会

2008.06.01

5月21日京大会館にて、革命家チェ・ゲバラの長女でありキューバの医師であるアレイダ・ゲバラ氏の講演会が行われた。「注目されるキューバの今」と題された今回の講演は、NPO法人アテナジャパンが主催する『世界ともし火プロジェクト』の一環として来日したアレイダ氏に対し、京都市民が招く会を結成して実現した。

講演は、キューバ革命後の苦労から父チェ・ゲバラの話まで1時間半に及び、終盤には参加者との質疑応答も交えるなど、非常に活発なものとなった。会場に集まった様々な世代の約250人は、普段触れることの難しい世界の現状に対し熱心に耳を傾けていた。

アレイダ氏は、現在のキューバにおけるリテラシーの向上や乳児死亡率の低下などを述べた上で、「特に守っていかなくてはならないことは生きることの楽しさである」と結んだ。

また講演の後には、参加者がアレイダ氏を囲み、歓迎レセプションも開催された。

《本紙に写真掲載》