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課外活動 12団体 要望書再提出 大学 理解求める

2021.04.16

自粛要請の緩和を求める要望書を巡り、美術部やシネマ研究会など12団体は3月26日、大学の回答が不十分として要望書を再び提出した。大学は4月1日付で返答し、各項目に見解を示した。

再提出への回答で大学は、6つの要望のうち、課外活動への他大生の参加については「大学間の学生の移動は感染の拡大可能性を高める」、観客の動員は「多人数の接触につながる」として、それぞれ認めない方針を改めて示した。違反した場合の活動停止命令を示唆する文言については、「感染の拡大を防止することが大学の事業を維持するうえで不可欠」と説明して理解を求めた。要望に含まれていた対面新歓は、部分的に認めている。

3月1日付の最初の要望書に対し、大学は「今しばらく我慢して」と返答した。これをふまえ12団体が、再提出した文書で要請の緩和時期を尋ねたところ、大学は「感染状況は見通せない」と明言を避けた。

返答を受け12団体は、「今後も自由な活動のために努力する」と表明している。