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大学紹介DVD完成 アジアの留学生・研究者向けに

2008.05.16

京大は国際交流の推進の一環として、留学生や海外の研究者向けに京都大学を紹介するDVDを作成した。広報センターでは同DVDを3000部作り、海外研究拠点や学術交流協定を行っている海外の大学のほか、国内の高校にも無料で配布する。

また近日中に「ユーチューブ」上へアップし、先日改装したホームページにリンクを貼る予定。

京大は、昨年5月に公表した「京都大学重点事業アクションプラン06ー09」のなかで、「学問を志す人々を広く世界から受け入れる」としている。留学生受け入れ数が、95年度の971人に比べ、07年度は1291人と伸び悩んでいることから、広報活動を通じてさらに海外の学生を集めたい考えだ。

DVDは、このアクションプラン「ビジュアルな広報事業」を受けたもので、昨年より企画、撮影が進んでいた。

留学生の国別内訳は中国から499人、韓国から197人と東アジアからの受け入れが多い。この傾向は今後も続くとみられるため、DVDでは日・英・中・ハングルの4カ国語を使っている。

15分間のDVDでは、留学生向けに2人の留学生の生活の様子を追った「留学生生活」編のほか、京大の歴史や、教育・研究の紹介をのせる。付録の資料編では、京都大学の概略や学部・研究科の紹介がまとめられている。京大がもつ約30ヶ所の海外交流拠点や学術交流協定を結んだ大学などに配布する。