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京大生協に岩波書店の出版物を卸していた不退書店が今年の１０月３１日に閉店する。業績の悪化などが理由という。京大生協は１１月から日本出版販売を通じて岩波書店の書籍を仕入れる。

不退書店は、１９４８年に創業し、出版社と小売店を仲介する取次業を営み、２０年前からは岩波書店の図書を専門に扱っていた。岩波書店は小売店が売れ残った本を返品できない買い切り制を採っているため、小売店側のリスクが大きい。不退書店が岩波書店から図書を買い切り、小売店からの返品を引き受けることで、小売店側は岩波書店の書籍を仕入れやすくなっていた。