文化

梅酒好き大集合 全国梅酒祭りin京都

2018.10.01

北野天満宮で9月14日から17日にかけて、「全国梅酒祭りin京都」が開催され、梅酒の飲み比べや即売会が開催された。主催によると、4日間で1万人以上が訪れたという。

約6500人が参加したという飲み比べでは、「日本酒梅酒」や「醸造梅酒」など梅酒のベースとなるお酒の違いや梅の違いなどによって、梅酒が7つのカテゴリーに分かれて並べられた。全国から取り寄せたという梅酒は140種類以上に及び、非売品も含まれていた。担当者によると日本酒をベースとした梅酒が最も人気があったという。参加者は「梅銭」というコインを使って試飲する仕組みになっており、飲み比べの参加者からは、「自分のペースで梅酒を飲むことができるのがいい、来年もまた来たい」といった声が聞かれた。また、梅酒祭りでは飲み比べのほかにも気に入った梅酒はその場で買うこともでき、多くの来場者が梅酒を購入していた。

梅酒研究会の代表理事である明星智洋さんによると、今まで梅酒だけを扱ったイベントはなかったという。明星さんは、「梅酒祭りを通して日本の文化である梅酒を世界に広め、梅酒を消費してもらうことで、梅酒を製造する蔵元を助けたい」と話した。

梅酒祭りは、京都や東京をはじめとして全国5箇所で開催されているほか、台湾や香港など海外でも開催されているという。北野天満宮での開催は今年で2回目だといい、担当者によると、来年も京都で梅酒祭りを開催する可能性が高いという。