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キャンパス内全面禁煙に 学内規定は作られず

2008.04.08

京都大学は4月1日よりキャンパス内を屋外全面禁煙にすると発表した。受動喫煙の防止が主な目的。今後は各部局が指定した場所以外での喫煙は禁止となる。宇治キャンパスなどでは以前から全面禁煙が導入されており、今回新たに吉田、桂キャンパスで禁煙が決まったことで「全学禁煙」が完了されたことになる。

環境安全衛生部の林宣男氏によると、前々から歩きたばこなど、喫煙者のマナーが悪いとの指摘があり、健康増進法や京都市の条例などに準ずる形で全面禁煙にしたとのこと。ただし、禁煙が明文化されるような学内規定は今のところない。

3月後半に決定し、各部局に通達をしたという。学生や教職員に向けた周知は行われておらず、「知らなかった」「性急すぎる」という学生からの戸惑いの声も聞かれる。環境安全衛生部は今後保健管理センターと協力して周知活動、禁煙を考える人に対するサポート活動をしていきたいとしている。