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薬学研助教 有期雇用に

2017.12.01

京都大学教員の任期に関する規程が一部改正され、薬学研究科及び統合薬学教育開発センターに勤める助教に5年の任期が設定された。

今回の改正は、薬学研究科における助教のキャリア形成促進、研究科の教育・研究活動の活性化等を図ったもの。薬学研究科教員は今まで無期雇用だったが、改正により助教に5年の任期が設定され、再任も1回限りとなった。薬学研究科の附属施設には他に薬用植物園があるが、専任教員がいないため本改正には組み込まれていない。

京都大学教員の任期に関する規程は、1997年に公布・施行された、大学の教員等の任期に関する法律に基づき制定された。最大任期の設定で教員の流動性を高めることで、若手教員の育成や、多様な経験や発想をもつ人員の確保を目指している。任期の有無や長さ、再任の可否についての統一的な基準はなく、役職の特質に応じて部局が個別に決定しているという。