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多彩な顔触れが揃う 第3回総長賞表彰式

2008.04.01

学業や課外、社会活動などで京大の名誉を高めた学生や団体をたたえる「京都大学総長賞」の表彰式が3月10日、行われた。今年で3回目となる。学業4、課外3、社会活動3の計10件が採択、尾池総長から表彰を受けた。

新たな鉄酸化物を発見して雑誌「Nature」電子版に論文が掲載された辻本吉廣さん(理D2)や総合博物館で子どもたちに研究の面白さを伝える「週末子ども博物館」の取り組みを行っている沼波信さん(理D2)他26名(団体表彰)など、様々な分野で活躍した学生が表彰された。表彰者一覧と推薦基準、選考理由は京大のHPで確認できる。

尾池総長は「京大生が多彩な才能を発揮してくれてうれしい。受賞者には京大の自由の学風を伝える役目を担ってほしい」と述べた。読売歌壇で年間賞などを受賞し、今回課外活動部門で表彰された夛賀谷朋子さん(経4)に対しては、受賞作「へその緒を/切られし時より/切り花と/同じと思う/足湯しながら」について「すばらしい作品。心を豊かにするため今後もつづけて頑張ってください」と自身俳人である立場からもエールを送った。 また、3年目になった総長賞について徐々に学生の間にも浸透してきたのを感じると話し、今年は111周年記念論文コンクールもあるので、そちらも期待したいと述べた。

《本紙に写真掲載》