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蔵書に差別落書き 吉田南図書館

2017.07.01

6月8日、吉田南総合図書館の蔵書1冊に差別落書きが発見された。特定の個人に対し「ぶらく」などと誹謗中傷する内容で、利用者からの通報により判明した。差別落書きのあった蔵書は、1階開架の新書コーナーにあり、差別落書きの内容とは関連していないという。

大学当局は今回の件について、6月14日付で告示第8号を発表した。告示の中で当局は、落書きについて、差別に苦しむ人々を深く傷つけるものとして厳しく非難している。また、落書きを行った者に反省を促すとともに、すべての学生および学内関係者に対して、差別・人権問題に対する認識を深め、このような落書きを根絶するよう協力を呼びかけた。

学内で差別落書きが発見されたのは、2013年に東一条通沿いに設置された立て看板で発見されて以来4年ぶりで、それ以前にも、差別落書きは何度も見つかっており、12年度に7件、06年度に2件、05年度に3件確認されている。